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アタッシェ・ドゥ・プレス養成学校「エファップ・ジャポン」スペシャル講義レポート

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「アタッシェ・ドゥ・プレス(以下A.d.p)=広報・PR」を養成する学校「エファップ・ジャポン」が毎年夏に開講している夏期講座が、今年も7月30日と31日の2日間に渡って行われた。 その講義の様子をレポート。

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エファップ・ジャポン学長 伊藤美恵氏

WWDの山室編集長の開講の挨拶に続き、伊藤美恵学長による1限目の授業が始まった。伊藤学長はA.d.pという仕事について、「100人のPRがいればそれぞれの経験やバックグラウンドによって100通りのPRの方法がある」と強調した上で、PRの基本である「コミュニケーション力」の大切さを語った。また、PR会社ワグの経営者であり、第一線のA.d.pとして活躍する伊藤氏がどのようにして今の会社や自分の立ち位置を発見し、築いてきたのか、成功談や失敗談を交えての熱い講義が続いた。受講者達は、ファッション業界で47年の経験がありながらも、今も次々と新しい課題に挑戦し続ける伊藤氏の話に聞き入りながら、PRというビジネスのおもしろさや奥深さを実感していた。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」にも登場し話題となった伊藤氏は、最後に、「プロフェッショナルとは、人に影響を与えられること、人からあんなふうになりたいと思われるような人のこと。早くプロフェッショナルになってください。」と、受講者達に励ましのメッセージを送った。

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エス・テー・デュポン ジャポン 代表取締役兼セールス&マーケティング部部長 ヤン・ガイエ氏

2限目の講師は、来年140周年を迎えるフランスのラグジュアリーブランド、エス・テー・デュポン ジャポンの代表取締役兼セールス&マーケティング部部長のヤン・ガイエ氏。フランスを代表するメンズアクセサリーの高級ブランドとしての伝統を大切にしながらも、トレンドを敏感に察知しながら新しい要素をとりいれブランドイメージの革新を目指すデュポンの戦略を熱く語った。エス・テー・デュポンのプロダクトを愛用している王室、政治家や芸術家などのセレブリティを起用するPRのエピソードから、歴史あるブランドの迫力が伝わる講義だった。 続いて始まった、水嶋ヒロ編集長のライフスタイル誌のプロデュース等、話題のプロジェクトの仕掛け人として注目を集める元Vogue Nippon編集長の斎藤和弘氏の講義テーマは、雑誌ビジネスについて。日本の女性誌が発展した歴史から、雑誌のブランディングについてまで、ここだけの話も交えながらのリアルな講義となった。 

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元Vogue Nippon編集長 斎藤和弘氏

PRの世界で「優秀」な人材とは、という質問に対し、講師のひとりである元Vogue Nipponの斎藤氏が「素晴らしいPRとは自分で考えて判断できる人」と語ったように、アタッシェ・ドゥ・プレスに求められる能力は、コミュニケーション能力だけでなく、その人の人間力を形づくるあらゆる知識や経験が活かされる仕事である。時代と共に絶えずそのあり方が変化し続けるファッションビジネス界で将来活躍したいと願う受講者達にとって、この夏期講座はメディアやPR、マーケティング等業種越えた多彩な講師陣による豊かな学びの場となった濃い2日間であった。今回参加できなかった方も、エファップ・ジャポンでは幅広いカリキュラムを提供しているので、ぜひホームページをのぞいてみてほしい。

【問い合わせ先】
エファップ・ジャポン事務局
TEL : 03-5791-7551
MAIL : [email protected]
オフィシャルサイトURL : www.efap.jp

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