ランバン(LANVIN)の2016-17年秋冬ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。
「いま、この瞬間に恋に落ちる。」アルベール・エルバスが去ったあと、デザインチームは、この美しい言葉をクリエーションの根源とした。彼らにヒントを与えてくれたのは、ブランドの伝統を築き上げた、ジャンヌ・ランバンのピースたち。開放的な彼の製作姿勢を表現するかのように、今季は80'sのフレーバーとヴィクトリアン調のテイストを掛け合わせて、現代女性へ向けた最新ルックを提案している。
ランウェイには、夢のような要素が溢れている。ラベンダーやミントなどのパステルトーンやキラキラと輝くメタリックカラー。可憐なレースとビジュー刺繍に、ふんだんなフリル、花模様のジャカード生地、スプレーコーティングで豊かな色彩をまとったミンクファーのコート…。一つひとつのエッセンスが混ぜ合わせさり、ロマンティックなムードを築き上げている。
一方でアプローチとしては、異素材ミックスがポイントに。ベロアとジャカード、レース、レザーなどが自由に溶け込んでいる。また、繊細なレースブラウスにハイウエストパンツをマッチさせたり、細やかなプリーツドレスにチェック柄のジャケットを羽織ったり…とスタイリングでもマスキュリンとフェミニンも共存させ、多面性を表現。
アクセサリーは、マイアミのDAY&NIGHTをイメージしたもので、カラーストーンとゴールドのコンビネーションが華やかで、ランバンらしい逸品だ。