マーク BY マーク ジェイコブス(MARC BY MARC JACOBS)の2015-16年秋冬コレクションが発表された。
今シーズンをもってブランドが終了し、マーク ジェイコブスに統合されるマーク BY マーク ジェイコブス。「革命的、活発で独立した、強い信念を持った女の子」をインスピレーションの源に、アクティブでエネルギッシュなコレクションを展開した。
19世紀の社会活動家、ウィリアム・モリスのギャラリーからヒントを得たグラフィックプリントを多く使用。その大胆なプリントが施されたマキシ丈のドレスとスカートには、クロップド丈のブレザーとスカーフを合わせ長短のバランスを表現した。
ショーの中盤にかけて登場したのは、赤、黒、黄色の配色で特大の格子柄とカラーブロックがプリントされたファブリックのアイテム。部分的に、様々な素材の黒を用い全体を引き締めながらも、グラフィックテキストもプリントすることで、カジュアルさを演出している。
後半にかけて、Aラインのフォルムが多く登場。フェイクレザーとショートジップが使用されたスカートや、ロイヤルブルーのボンデッドベルベットのコートなど、同じシルエットの中にも、様々な見せ方を感じさせた。
アクセサリーやシューズには、スタッズやレザーを多く採用。クラシックなべレー帽は、シルバーの鳩目と、色とりどりの装飾で現代的なアイテムに昇華した。今シーズンの象徴的な小物である、腰部分につけられたレザーバッグは、黒、赤、青の3色展開。デザインだけでなく、実用性にも重点を置いている。