マイケル・コース(MICHAEL KORS)は、2015年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
イエロー、ピンク、パープルと大小さまざまな花が咲き乱れるような、今季のコレクション。小花の刺繍が全体に広がるチュールスカートや、大ぶりなピンクフラワーが敷き詰められたワンピース、白地にアップリケをランダムに配置したミモレ丈(ひざ下)のスカートなど、花の大きさや配置、素材を変えて、バリエーション豊かなフラワープリントが数多く展開された。
カラーパレットは、ラッパ水仙をイメージしたイエローやホワイトを中心に、ピンクやインディゴなど。パッキリとした発色やフラワープリントからは、あたたかな春を待ちわびた女性たちのワクワクとした気持ちが伝わってくるよう。
また、レザーベルトで腰回りにポイントを置き、トップスとボトムスのシルエットの違いを強調したコーディネートが多く見られた。歩くたびにふわふわと揺れるフレアスカートは、遠くへでかけたくなるような軽やかさを持つ。カラーやパターンの愛らしさに反して、シルエットはエレガント。ウエストラインから広がるロングスカートや太ももまでスリットの入ったブラックスカートなど、大人の女性だからこそ着こなすことができるアイテムが多数登場した。
ロマンチックな装いに、フラットシューズやベーシックアイテムなどを合わせることでカジュアルさを与えたコレクション。快適さと華やかさを併せもつコーディネートを提案した。