マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)が、2015年春夏メンズコレクションを発表した。
今シーズンは、アウターが豊作。イギリス空軍の耐水性素材として開発されたペンタイルのフーテッドコートをはじめ、あたたかな季節に珍しいサマーコート、バラクータ(BARACUTA)とのコラボレーションブルゾンなど、充実のラインナップ。ロング丈のアウターには、くるぶし丈のパンツを合わせ、モダンな印象を与えた。
ベーシックなアイテムが続くなかで、コーディネートに華を添えるのはスカーフ。ホワイトやグリーンなど爽やかなカラースカーフをネクタイのように巻いたり、ブラックやイエローのギンガムチェックスカーフをくるくる巻いたりと、首元にアクセントをプラスした。足元は、トリッカーズ(Tricker's)のアーカイブをベースに作製した、チャッカブーツを素足にあわせ、すっきりとした印象に。
パレットは、ベーシックなグレーやベージュ、ブラックが中心。その中で目をひくイエローは、コットンカシミアのニットに採用し、優しく春の訪れを感じさせた。一方で、涼しげなリネン素材と組み合わせ、“夏に着るブラック”を提案する一面も。
今季もシャツやセーター、ジャケットなどのタイムレスなデザインは健在。そこに小物やレングスを調整したパンツを取り入れ、ほどよくカジュアルダウンしたリラックススタイルを披露した。