「ユニクロ:シー」は、ジバンシィ(Givenchy)のアーティスティック・ディレクターを2020-21年秋冬コレクションまで務めていたクレア・ワイト・ケラーをデザイナーとして迎えたユニクロ(UNIQLO)のウィメンズライン。カジュアルかつシックな要素を取り入れた、“着回し力の高い”アイテムで人気を集めている。
本記事では、そんな「ユニクロ:シー」の2024年春コレクションのアイテムを、展示会でのリアルな写真とともに徹底解説。春先に活躍するコートから、ワンピース、パンツ、トップス、そしてバッグやシューズの小物類までレビューするので、注目のアイテムをいち早くチェックしてみて。
先シーズン人気を博したトレンチコートが、カラーバリエーションを増やして春シーズンもお目見え。英国らしさ溢れるクラシカルなディテールが特徴で、リラックスして羽織れるのに、すっきり見える端正なシルエットが魅力的だ。
表地は、ほんのり光沢感のあるコットンツイル素材を採用し、高級感漂う仕上がりに。どんなスタイルにもマッチするベーシックなトレンチコートは、1着持っているだけでコーディネートの幅が広がりそうだ。カラーは、ナチュラル・ブラック・オリーブの全3色。
スタンドカラーのコートは、耐久撥水加工を施したとろみのあるコットンナイロン素材で、ざっくり軽やかに羽織れるのがグッド。ヒップが隠れるオーバーサイズ&ウエストマークできる布ベルト付きで、お洒落に決めつつスタイルアップまで叶えてくれる代物だ。
ウールをブレンドした上質感のあるテーラードジャケットも、今季のイチ押しアイテム。ゆったりとリラクシングなシルエットに仕上げているので、オンでもオフでもさらりと纏うことができる。白Tやデニムと合わせたカジュアルな着こなしはもちろん、同素材のタックワイドストレートパンツとセットアップで着用して“きれいめコーデ”を楽しむのも良さそうだ。
ハイウエストの位置からプリーツが揺らめく、エレガントなキャミソールワンピース。不規則な裾のラインも相まって、歩くたびひらひらと優美な躍動感を演出してくれるのがポイントだ。カラーは、ランダムドット柄またはアブストラクト柄を配した全5色。1枚でさらりと着たり、カットソーなどとレイヤリングしたりと、着回し力抜群の1着となっている。
“シンプル派”の人には、すっきりとしてきれいに着こなせる「クレープジャージーワンピース」がおすすめ。フィット感のあるIラインのシルエット&鎖骨を美しく魅せるボートネック&抜け感を演出するサイドスリットで、“究極の美シルエット”を叶えてくれる。上質感のあるクレープ素材は、着心地が良く、シワにもなりにくいのが嬉しい。
ざっくりとした編地のVネックショートセーターは、オフホワイト・ブラック・ピンクの3色展開。同型でボーダー柄も2種類用意しており、こちらはよりカジュアルなムードを楽しみたい日に活躍しそうだ。