兵庫・神戸の新たなランドマークとなる「ジーライオンアリーナ神戸(GLION ARENA KOBE)」が誕生予定。「神戸アリーナプロジェクト」として推進され、2025年4月の開業を目指す。
「神戸アリーナプロジェクト」は、日本初・270度海に囲まれた“水辺のアリーナ”を創出するプロジェクト。神戸の新たな魅力発信拠点となる「アジアNo.1のアリーナ」を生み出し、その次世代アリーナを基点に三宮からウォーターフロントエリアへの回遊性を向上、さらにデジタルイノベーションの社会実装・産官学共創による地域の活性化を図る取り組みだ。
誕生するアリーナは、B.LEAGUE「神戸ストークス」のホームとなり、収容客数は約10,000人の予定。また、「ジーライオンアリーナ神戸」がコミュニティを促進するプラットフォームになるよう、アプリサービスの導入や周辺エリアでのイベント企画などを実施する。
特にアリーナアプリでは、フルキャッシュレス・スマホチケットの機能を提供すると共に、地域で活用できるデジタルクーポンを導入。来場者の利便性向上に繋げる。
神戸のウォーターフロントエリアを盛り上げるべく、270度海に囲まれた「ジーライオンアリーナ神戸」を中心とし、周辺エリアにはレストラン・商業エリアのほか、神戸の海と山を楽しめる「トッテイパーク(TOTTEI PARK)」を運営。“神戸の最先端エンタメエリア”誕生を目指す。
屋根の下となる建物内には、全天候型の多目的スペースを設けるほか、神戸の美味しいものを取り揃えるダイニング空間や共用スペースも併設。ダイニング空間には、BBQレストランや、オリジナルクラフトビールを醸造するブリュワリーの開業を予定している。
「トッテイパーク」は、エリア全体の緑化空間をひとつのピクニックシートに見立て、その一部を“つまみ上げる”イメージで作り上げた高さ10メートル超の緑の丘状の建築物「トッテイ」を先端に建設。この屋根上の緑あふれる丘は、海が一望できる屋外劇場のような開かれた場所となり、神戸ならではの海と山を身近に感じられるパノラマビューを楽しめる。またイベント開催時には、開放感のある観覧席にもなりうる場所だ。
さらに、アリーナのみではなく屋外においてもイベント開催を予定し、365日日常的ににぎわいが生まれる新しいパークエリアの創出を目指す。
「神戸アリーナプロジェクト」は、これまで「新港突堤西地区(第2突堤基部)再開発事業」として進められてきたもの。関連して第1突堤基部の再開発はすでに完了しており、劇場型水族館「アトア(átoa)」を擁する複合施設「神戸ポートミュージアム」が開業したことも記憶に新しい。
「ジーライオンアリーナ神戸」
開業時期:2025年4月(予定)
※2025年4月にトッテイパークのみ先行開業、飲食施設は順次開業予定
竣工時期:2025年2月※予定
住所:神戸市中央区新港町130番1、130番2
敷地面積:約23,700㎡
延床面積:約32,300㎡
階数:7階
収容客数:約10,000人
構造:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造