東京・芝浦一丁目における大規模複合開発「ブルーフロント芝浦(BLUE FRONT SHIBAURA)」により、ホテル「フェアモント東京」や商業施設などを備えたツインタワーが、2030年度に全体開業予定。
新たに誕生するツインタワーは、野村不動産・野村不動産ビルディング・東日本旅客鉄道が共同で行う大規模複合開発「ブルーフロント芝浦」によるもの。JR浜松町駅や田町駅に近く、浜離宮恩賜庭園といった観光スポットが周辺にある東京湾岸部・浜松町エリアにて、延床面積約55万㎡を再開発する大規模プロジェクトだ。
「ブルーフロント芝浦」では、東京湾岸部・浜松町エリアの持つ水辺という特製を活かし、ベイエリアと東京都心部を「つなぐ“まち”」となることを目指す。
建設されるのは、高さ約230mのツインタワー。「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」跡地に2025年2月に竣工予定のS棟は、35~42階に日本初進出となるラグジュアリーホテル「フェアモント東京」、1~3階にショップやダイニングといった商業施設、7~33階にはオフィスが入る。
2030年度竣工予定のN棟には集合住宅とオフィスを備え、低層階はS棟と連結しているのがポイント。S棟と同じく、1~3階には商業施設となる。
S棟とN棟の低層部にオープンする商業施設は、飲食店を中心に約40店舗で構成。ランチやディナータイムなど、幅広いニーズに応える。運河に面するフードホールもオープンするので、芝浦運河を眺めつつ食事を楽しむことができる。
さらに、タワー周辺の「芝浦運河」の船着場や浜松町駅ともシームレスに繋がり、水辺に面したバルコニーや緑に囲まれたテラスなど、都心にいながら自然を感じられる憩いの水辺空間を演出する。
設計には、プリツカー賞などを受賞した世界的建築家・槇文彦を起用。アメリカ・ニューヨークの「4ワールド・トレード・センター」や、代官山ヒルサイドテラス、幕張メッセなどのプロジェクトに携わってきた槇が、東京湾岸部の新たなシンボルとなるようなツインタワーを手掛ける。
「ブルーフロント芝浦」の目玉の一つが、2025年度に開業予定のラグジュアリーホテル「フェアモント東京」。東京港から東京都心のパノラマビューが広がるS棟上層階に展開し、スイートを含む全219室のゲストルームのほか、3つのレストランとバー、スパ、フィットネスセンター、プール、バンケット、カンファレンス、チャペルなども設ける予定だ。
【詳細】
「ブルーフロント芝浦」
所在:東京都港区芝浦一丁目1番1号他
区域面積:約47,000㎡
延床面積:約550,000㎡
主用途:商業施設・ホテル・オフィス・共同住宅・駐車場他
階数・高さ:
[S棟] 地上43階、地下3階、約230m
[N棟] 地上45階、地下3階、約230m
着工 / 竣工:
[S棟] 2021年10月 / 2025年2月
[N棟] 2027年度 / 2030年度