「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」が、森アーツセンターギャラリーにて2023年4月29日(土・祝)から6月27日(火)まで、森アーツセンターギャラリー&スカイギャラリーにて6月28日(水)から9月18日(月・祝)まで開催される。
※当初は8月31日(木)までの開催予定だったが会期延長。
「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」は、映像と音楽により、まるでディズニー・アニメーションの映画の中に入り込んだかのような体験ができる完全没入型イベント。映画の中に入り込むと共に、クリエイターによる誰もが口ずさめる音楽やアート、アニメーションを堪能することができる。2022年12月に北米で開幕し、東京・六本木から海外に巡回がスタートする。
「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」の会場は、ディズニー・アニメーションの宝物が全て収められた金庫「ディズニー・アニメーション・ヴォルト」に見立てた空間に。まるでその金庫の中を旅しているかのような体験ができる。
映像は、前半、ヴィランズ・ルーム、後半に分けた3つの空間にて楽しめる。
前半のオープニングを飾るのは、サバンナの王国の未来の王「シンバ」の成長と冒険を描く『ライオン・キング』。「サークル・オブ・ライフ」の音楽と共に雄大なサバンナの自然が映し出され、ラフィキがシンバを掲げ王国の動物たちに紹介するシーンを鑑賞できる。
音楽は『ズートピア』の「トライ・エヴリシング」へと移り、ヒロインのジュディが両親の元から旅立つシーンに。音楽が流れる中、『ふしぎの国のアリス』『バンビ』『リロ&スティッチ』『モアナと伝説の海』など、ディズニー・アニメーション初期の名作を含む作品が幅広くラインナップする。
その後音楽は、『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」、『ピーター・パン』の「きみもとべるよ!」、『ベイマックス』の「ファースト フライト」、『塔の上のラプンツェル』の「輝く未来」へと続く。各曲中には、『シンデレラ』や『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『ダンボ』『ストレンジ・ワールド』などの作品の映像が流れる。
中でも『塔の上のラプンツェル』では、ラプンツェルとフリン・ライダーがボートに乗り、城を背景にランタンが夜空へと浮かび上がる幻想的なシーンが印象的だ。クライマックスでランタンがスクリーンいっぱいにアップで映し出されると、ロマンティック度がより一層アップ。スクリーン前の床は、映像が反射するようになっているため、地面にもランタンが浮かび上がり会場全体がランタンの灯りに包まれる。
ヴィランズ・ルームには、ディズニー・アニメーションの悪役たち「ヴィランズ」が集結。壁には悪役たちのタペストリーや鏡などがかかっており、全体的にダークな雰囲気だ。『眠れる森の美女』からはマレフィセントが、『リトル・マーメイド』からはアースラ、『アラジン』からはジャファーらが勢揃いする。
なお、スクリーン前の地面に浮かぶシャボン玉は、動きに合わせて動くようになっているのもポイントだ。