親の顔も知らず、生まれてから暗い闇の中で生きてきたナンシー。彼女の特技は嘘をつくこと。ある日、ナンシーはTVで5歳で行方不明になった娘を探す夫婦のことを知る。その娘の30年後の似顔絵が自分と瓜二つなことに気づき「自分が娘ではないか」と夫婦に会おうとするのだが…。
嘘をつくことでしかコミュニケーションを取ることができないナンシーの繊細な心理をスリリングに描く。