シャングリ・ラ ホテル 東京(シャングリ・ラ ホテル トウキョウ)は、東京駅に隣接する37階建ての複合ビル・丸の内トラストタワー本館の最上階11フロアに位置するラグジュアリーホテル。香港を拠点としてアジア・太平洋地域を中心にホテルを展開する高級ホテルグループ、シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツの日本初進出のホテルとして、2009年3月2日にオープンした。
総客室数は、全16室のスイートを含む200室。全ての客室は都内最大級の50㎡以上の広さを誇る。中でも36階のプレジデンシャル スイートは、269㎡の広さに加え、2フロア分の高さがあり、広々とした空間でゆったりと寛ぐことができる。計47室のホライゾンクラブの部屋とスイートに宿泊のゲストが使用できる専用のホライゾン クラブ ラウンジでは、専属コンシェルジュ、エクスプレス チェックイン・チェックアウトのほか、朝食やオールデイティータイム、イブニングカクテルを用意している。なお、ホテル内装は、日本的エッセンスを加えたもので、シャングリ・ラのDNAと言われるシャンデリアが館内の至る所に見られる。
最上階11フロアに位置していることから、ホテルから絶景を楽しめるのも魅力。西側に丸の内から皇居、新宿方面、晴れていれば遠く富士山まで、東側には東京湾から東京スカイツリーまでを広く見渡すことができる。
飲食施設は、メインダイニングのイタリア料理「ピャチェーレ」、日本料理「なだ万」、バーラウンジ「ザ・ロビーラウンジ」を完備。「ピャチェーレ」では、コンテンポラリー・イタリアンと400種類にも及ぶコレクションからワインやシャンパンを嗜める。
また、ホテル29階にはシャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ直営のオリジナルブランド「CHIスパ」を併設している。外界から隔離されたシャングリ・ラ(桃源郷)をイメージした平穏と魅惑の癒しの空間では、「気」の円滑な流れを重んじる古来の中国哲学に基づいた身体・感覚・精神のバランスを整えるトリートメントなどを受けることができる。
なお、「シャングリ・ラ」の名は、1933年に出版されたジェームズ・ヒルトン著の伝奇小説「失われた地平線」の舞台である中国の奥地にある伝説の地シャングリ・ラを由来とし、その名は永遠の平穏と温かいもてなしを以って世界中に知られている。