東京・六本木の泉屋博古館東京(旧・泉屋博古館分館)が、2022年3月19日(土)にリニューアルオープンする。
京都・鹿ケ谷にある泉屋博古館の分館として、2002年10月に開館した泉屋博古館分館では、館蔵の近代絵画、工芸品、茶道具を紹介する展覧会や、京都本館が所蔵する名品を展観する特別展などを開催してきた。
泉屋博古館分館は、2021年4月に「泉屋博古館東京」と館名を改め、2022年3月にリニューアルオープン。展示スペースを拡大するとともに、カフェやミュージアムショップ、展覧会関連イベントや講演会などを行う講堂などを新設し、ゆとりある鑑賞空間を展開する。
展示スペースは、既存の第1・第2展示室をすべて改装するとともに、設備をアップデート。また、邸宅の雰囲気を感じさせるような空間で美術品を鑑賞できる第3展示室と、第1・第2展示室をつなぐ第4展示室を新設した。
また、泉屋博古館東京のリニューアルオープンに先駆けて、新設のカフェが2021年10月1日(金)にオープン。1921年の創業以来、多くのコーヒー器具を手がけてきた「ハリオ(HARIO)」直営カフェであり、店内ではハリオの器具で入れたコーヒーや紅茶を楽しむことができる。
2022年には、泉屋博古館東京のリニューアルオープンを記念した展覧会など4展を開催する。
泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展I「日本画トライアングル」では、大阪、京都、東京の各都市の地域色に着目しつつ、日本画コレクションを紹介。会期は、2022年3月19日(土)から5月8日(日)まで。
泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展II「光陰礼讃 ─モネからはじまる住友洋画コレクション」では、コレクション作品のなかから、西洋の近代絵画と日本の近代洋画を展示。会期は、2022年5月21日(土)から7月31日(日)まで。
泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展III「古美術逍遙(しょうよう)─東洋へのまなざし」では、東洋美術における“まなざし”に着目して、東洋の名品を国宝・重要文化財もあわせて展観。会期は、2022年9月10日(土)から10月23日(日)まで。
そして特別展「生誕150周年 板谷波山の陶芸 ─近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯─」では、近代陶芸の巨匠・板谷波山による陶芸作品を一挙に紹介する。会期は、2022年11月3日(木・祝)から12月18日(日)まで。
泉屋博古館東京(旧・泉屋博古館分館)
リニューアルオープン日:2022年3月19日(土)
住所:東京都港区六本木1-5-1
開館時間:11:00〜18:00(金曜日は19:00まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替え期間、年末年始
観覧料:展覧会ごとに異なる
アクセス:東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅より徒歩3分、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅より徒歩10分、東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅より徒歩10分
※開館時間などは、今後変更となる可能性あり
■カフェ
ハリオカフェ 泉屋博古館東京店
オープン日:2021年10月1日(金)
営業時:11:00〜18:00(年中無休)
メニュー例:
・ドリップコーヒー Specialty coffee (ホット/アイス) 800円
・ドリップコーヒー ワールドチャンピオンレシピ 2,000円
・サイフォンコーヒー 1,000円
■2022年展覧会スケジュール
・泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展I「日本画トライアングル」
会期:2022年3月19日(土)〜5月8日(日)
・泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展II「光陰礼讃 ─モネからはじまる住友洋画コレクション」
会期:2022年5月21日(土)〜7月31日(日)
・泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展III「古美術逍遙─東洋へのまなざし」
会期:2022年9月10日(土)〜10月23日(日)
・特別展「生誕150周年 板谷波山の陶芸 ─近代陶芸の巨匠、その麗しき作品と生涯─」
会期:2022年11月3日(木・祝)〜12月18日(日)
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)