冬におすすめのメンズ高機能アウターを特集。冬を暖かく過ごすジャケットには不可欠な保温性をはじめ、雨や雪に強い防水性や撥水性、風をしのぐ防風性、衣服内の通気性を良くし快適な着心地を叶える透湿性など、機能的に着られるおしゃれなダウンジャケットやコート、ウィンドブレーカーなどをピックアップ。雨や雪といった天候の変化に影響されずに、冬を暖かく快適に過ごす、おしゃれなおすすめアウターを紹介する。
また、一見すると混同しがちな「防水性・撥水性・耐水性」の違いについても紹介。コーディネートや着る用途・シーンに合わせたアウター選びの参考にしてみて。
防水性とは:水を通さない
防水性とは、生地の裏側まで「水を通さない」こと。水を遮断することで浸透や水濡れを完全に防ぎ、雨が降っていても衣服内に雨を通さない仕様。防水素材を採用しているウェアでも、ものによっては縫い目や縫い糸、ファスナーに止水ファスナーやシームテープ等で防水加工をしていないものもあり、そこから水が浸入することはある。
また、防水性は永続的なものではなく、摩耗や劣化によって機能が落ちてしまうため、ケアやメンテナンスが必要となる。着用後は汚れを落とし、風通しの良い場所での保管を推奨。
撥水性とは:水を弾く
撥水性とは、生地表面の水を弾き、玉状にすることで、生地の上を水が転がり落ちていくような性質のこと。撥水コーティングを記事表面や生地を構成する糸に施すことで、生地が水を弾くようになり濡れにくくなる仕組みとなっている。基本的には少量の水を弾く仕様のため、水量が多いと水が染み込むこともある。
また、撥水機能も防水機能と同様に永久には続かず、撥水コーティングが落ちると機能が低下するため、撥水効果が弱まったと感じたら再度クリーニング店等で撥水加工を施すか、市販の撥水スプレーを使用するなどのメンテナンスが必要だ。
耐水性とは:水に耐えうる
耐水性とは、水に耐え、水を通過させない仕様のこと。生地の中に染み込もうとする水をどれだけ抑えられるかを示す。それぞれの“耐水圧”によって、どれだけの水量に耐えられるのかが変わり、耐水圧が高ければ高いほど水を通さない「防水性」を備えたウェアとなる。耐水圧の一般的な目安は以下の通りだ。
・20,000mm……嵐
・10,000mm……大雨
・2,000mm……中雨
・300mm……小雨
いわゆる“防水ウェア”よりも耐水圧の数値が小さいものであっても、小雨程度なら水の侵入を防げるレインウェアや、雨の日にタウンユースするには申し分ない耐水性を発揮してくれるウェアもあるので、一概に耐水性が高いもののみが良しとされるということではなく、シーンや用途に適した耐水性のウェアを選ぶのがおすすめ。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)のダウンジャケット「GTXパフコート」は、軽量でしなやかなゴアテックス パックライト(GORE-TEX Paclite)素材を採用した、保温性にも防水性にも優れたダウンジャケットだ。マウンテンジャケットのデザインをベースに、グローブを入れられるフロントポケットや風の侵入を防ぐダブル仕様のフロントなど、機能的なデザインが随所に落とし込まれている。テーラードジャケットなどにも取り入れられているミドル丈で、日常使いしやすいのも嬉しい。
発売時期:2020年11月末〜
ウィンダンシー(WIND AND SEA)とナンガ(NANGA)がコラボレーションしたダウンジャケットは、高い防水性と蒸気透湿性が特徴のナイロン生地「オーロラテックス(AURORA TEX)」を表地に採用したダウンジャケット。上質なスパニッシュダウンを150g封入することで、保温性を高めている。フロントに両ブランドのロゴを配し、裏地にはウィンダンシーのロゴをダイナミックにプリントした。
発売日:2020年12月26日(土)〜
ワコマリア(WACKO MARIA)とナンガ(NANGA)がコラボレーションしたフード付きダウンジャケット「ビレーコート」は、爽やかなターコイズブルーの色彩がアイキャッチ。防風・防水性に優れた軽量ストレッチ素材を採用し、ラグランスリーブに仕上げた。ダウンは、ポーランド産のホワイトグースダウンが贅沢に用いられている。
発売日:2020年11月21日(土)〜
エフシーイー(F/CE.)とナンガ(NANGA)がコラボレーションしたショート丈のダウンジャケット「ボム ジャケット」は、エフシーイーが新たに開発した高い透湿防水性と軽量性、滑らかな風合いを併せ持つ生地「エフライトFLIGHT」を採用したダウンジャケット。温湿度調整機能が高く、丈夫なヨーロッパ産の高品質ダウンをたっぷりと詰め、寒い冬の時期に活躍する暖かい高機能アウターに仕上げている。脇下にはベンチレーションを配すことで、通気性を確保している。
発売日:2020年10月7日(水)〜
ピーターハッチンソンデザイン(PHD)とフィルメランジェ(FilMelange)がコラボレーションしたダウンジャケットは、撥水性・防水性を備えたしなやかな肌触りの高機能素材「ベンタイル」を表地に採用。最高級と評される700フィルパワーのダウンを使用し、暖かさも抜群だ。また、ポケット内にウールボアを、袖のリブにスウェット地をあしらうなど、フィルメランジェらしいディテールにも注目。
発売日:2020年10月9日(金)〜
ウールリッチ(WOOLRICH)は、透湿、防水、防風性に優れ、軽量なゴアテックス(GORE-TEX) パックライト素材を採用したダウンジャケット「ゴアテックスマウンテンジャケット」を展開。雨にも強い防水素材ながら蒸れ感が無く、秋から春にかけて、1年間の長い期間重宝する高機能アウターだ。止水ファスナーやフラップ付きポケットなど、雨風を防ぐディテールがより一層、機能性を高めている。
発売時期:2020年秋冬
ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)のモンキータイム(monkey time)限定ショートダウンジャケットは、撥水加工を施した65/35ベイヘッドクロスを採用し、ショート丈のすっきりとしたシルエットに仕上げたダウンジャケット。保温性に優れた光電子ダウンを封入し、雨を弾きつつ、暖かさももたらしてくれる。パーツとボディのをワントーンに統一し、洗練された雰囲気に仕上げた。
発売日:2020年11月5日(木)〜
ニューバランス(New Balance)のダウンジャケットは、起毛素材や、熱反射による保温効果を高めるマテリアルを採用し防寒性に優れた暖かなアウター。撥水性を備えた素材が用いられているため、雨の日でも水濡れを気にせず暖かく着用することができる。複数配された実用的なポケットや、シンプルスポーティーなデザインは、ビジネスシーンでもデイリーユースにも活躍しそう。
発売日:2020年11月20日(金)〜
デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)のグラフペーパー(Graphpaper)別注・水沢ダウンジャケットは、綿に比べ74%も軽量でありながら撥水性・透湿性を兼ね備えた「CEBONNER」を採用。フロントのダブルベンチレーションシステムや、水や雪だまりを防ぐパラフードシステムも相まって雪が降る中でも快適な着心地を叶える。インラインのモデルよりもアームホールを広くとった、重ね着がしやすいデザインも嬉しいポイント。
発売日:2020年10月24日(土)〜
ミズノ(MIZUNO)は、吸湿発熱素材「ブレスサーモ」や、体温反射により保温効果を高める「リフレクションギア」など独自の高機能素材を使ったダウンジャケットを展開。ショート丈のコンパクトなシルエットで、袖にはミズノのロゴをダイナミックにプリント。暖かさに加え、防風性、透湿性、撥水性、耐久性も兼ね備えたハイスペックなダウンジャケットだ。
予約スタート日:2020年11月13日(金)
受渡し時期:2020年12月末
アルクフェニックス(alk phenix)の“超軽量”ダウンジャケットは550gと600mlのペットボトル1本分よりも軽やかなアウター。中綿には撥水ダウン“ドライスフィアダウン”を使用し、水濡れによる保温力低下を防ぎ高い保温性をキープ。さらに、表地には軍用品にも採用されている超撥水素材“エピック(EPIC)”を用いて、更に耐水性をアップさせている。驚くほど軽やかな着心地に加え暖かさ、撥水性も備えたハイスペックなダウンジャケットだ。
発売日:2020年9月20日(日)〜
デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)「水沢ダウン」の高機能ダウンジャケット「マウンテニア」は、熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工により水分の侵入を防ぎ、高い耐水性を実現したダウンアウター。裏地には保温素材をあしらい快適な温度をキープ。フロントジッパー部分にはメッシュ地を配して湿気や熱を逃してくれるデザインとなっている。
発売日:2020年9月1日(火)〜
ノンネイティブ(nonnative)は、ワイルドシングス(WILD THINGS)とコラボレーションした、ゴアテックス3レイヤー採用の防水透湿性に優れた中綿ジャケットを発売。「デナリジャケット」をベースに、米軍でも使用されている「クライマシールド」中綿や機能素材の裏地を採用。保温性が高く軽量な高機能アウターにアレンジしている。
発売日:2020年12月26日(土)〜