のん主演映画『私をくいとめて』が、2020年12月18日(金)に全国ロードショー。原作は、2001年「インストール」で第38回文藝賞を受賞した人気作家・綿矢りさによる同名小説だ。
物語の主人公は、30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子。脳内の相談役「A」に時たま適格なアドバイスをもらいながら、悠々自適に暮らしていた彼女だったが、年下営業マン・多田くんとの出会いをきっかけに様子が一変。予期せぬ恋を前にあわてふためきながらも、恋に立ち向かう“崖っぷちロマンス”が描かれる。
監督は、『勝手にふるえてろ』を代表作に、『美人が婚活してみたら』『甘いお酒でうがい』といった話題作を手掛けてきた大九明子。原作を初めて読んだ際に、即実写化を望んだという大九のもとには、個性豊かな人気キャスト勢が集結した。
主人公の黒田みつ子を演じるのは、劇場アニメ『この世界の片隅に』で主人公の声を務めたことも記憶に新しい、人気女優・のん。20代の恋愛のように勇敢に立ち向かえず、“キャパオーバー”寸前のみつ子のリアルな姿は、同世代の女性から共感を得ること間違いなし?!どこかひねくれているけれど、思わず応援したくなる“愛されおひとりさまヒロイン”を演じる。いかなる時も優しく助言をくれる脳内アドバイザー「A」との、コミカルなやりとりにも注目だ。
主人公のみつ子が“予期せず”恋に落ちる年下営業マン・多田くんには、2021年に『恋する寄生虫』『犬部!』の公開を控えている林遣都。みつ子は両思いだと確信しているけれど、この恋の行方はいかに…?!
またみつ子が全幅の信頼をおくおひとりさまの先輩・ノゾミさん役には、『劇場版 架空OL日記』の臼田あさ美。
大九監督とは、『美人が婚活してみたら』に続く映画作品のタッグとなる。さらにみつ子のバリキャリ女上司・澤田役には、大九監督作品の常連・片桐はいり。みつ子の同僚で、個性的すぎる存在感を放つカーター役は、本作が映画初出演となる人気モデル・若林拓也が演じる。
追加キャストとして、『ここは退屈迎えに来て』主演の橋本愛が決定。演じるのは、イタリアに嫁いだみつ子の親友・皐月役だ。のんとの共演は、2013年に放送されたNHK連続テレビ小説以来7年振りとなる。息ぴったりの2人の掛け合いにも注目したい。
映画『私をくいとめて』
公開日:2020年12月18日(金)
監督・脚本:大九明子
原作:綿矢りさ「私をくいとめて」(朝日新聞出版)
出演:のん、林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、橋本愛 ほか
■ムビチケ情報
発売日:10月30日(月)
価格:1,500円+税
<あらすじ>
30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子。みつ子がひとりきりでも楽しく生活できているのには訳がある。脳内に相談役「A」がいるのだ。人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。
「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたそんなある日、みつ子は年下の営業マン多田くんに恋をしてしまう。
きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代の頃のように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へふみだすことにする。
原作者・綿矢りさ×監督・大九明子による対談インタビューを公開。インタビューの中では、互いの作品の印象などを語ってもらいました。