2020年冬のおすすめメンズダウンジャケットを特集。暖かく冬を乗り切るダウンジャケットを、人気ブランドからピックアップ。カナダグース (CANADA GOOSE)、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)、水沢ダウン、西川ダウンといったおなじみのブランドから、モンクレール(MONCLER)やヘルノ(HERNO)などのラグジュアリーブランドまで、おすすめの新作を紹介する。
1.保温性を決める「ダウンとフェザーの割合」
ダウンジャケットの中綿には、一般的に“ダウン”と“フェザー”という2種類の羽毛が使用されている。ダウンの方が軽く空気を含みやすい特性があり、ダウンの割合が多い方が保温効果を期待できる。
2.「フィルパワー」の大きさ
羽毛の“かさ高”を示す「フィルパワー」とは、同じ重さのダウンを比較した時の、かさの高さ(容積の大きさ)の割合を示す単位。かさが高い、つまり「フィルパワー」の数値が大きいほど、空気を多く含むため保温性に優れ、暖かいダウンだといえる。また、「フィルパワー」が大きいと使用するダウンの量が少量で済むため、軽量なダウンジャケットになる。一般的には、600~700フィルパワーが良質ダウン、700フィルパワー以上は高品質ダウンと言われている。
3.生地の素材
ダウンは水に濡れると保温力が低下するため、水濡れに弱いといわれている。その点、防水性や耐水性に優れた生地を採用すると、保温性をキープしやすい。また、軽量性や肌触り、耐久性もチェックしたい機能性。表地の質感は多様に展開されており、光沢感のある素材やマットな素材、柔らかい素材など、ジャケットのデザインとあわせて考えたい。
4.シルエット、丈
ダウンジャケットというと、ボリュームのあるイメージがあるが細身シルエットのものやコンパクトなショートジャケットなども充実している。また、極端なオーバーシルエットをあえて採用したダウンジャケットや、立体的なフォルムのダウンジャケットなど、多様なシルエットが展開されているのでコーディネートやシーンに応じて選ぶのがおすすめ。オーバーサイズなら抜け感のあるカジュアルなコーディネートに、スリムな細身シルエットならきれいめコーデや通勤スタイルにぴったりだ。
カナダグースのダウンジャケットの特徴
・防寒性の高さ:「防寒性の高さ」は北極や南極に滞在する研究者やアスリート、エベレスト登頂を目指す登山家などにも愛用されているほど。最高級のダウンを使用し、独自のブレンドを採用しているのに加え、フードのリアルファーや冷気の侵入を防ぐリブニットの袖などのディテールによってさらに保温性をアップさせている。
・風、雨、雪に強い:気象が変化しやすいアウトドアシーンを想定した作りになっているため、風、雨、雪に強い。強風から顔を守るため、ワイヤーでフードの形を調整できるダウンジャケットや、雨風の侵入を防ぐディテールを配したダウンジャケット、撥水性を備えたダウンジャケットなど、モデルによって異なるが、悪天候に対応できる機能性を備えたダウンアウターを展開。
カナダグース (CANADA GOOSE)は、フード、ジャケット下部、スリーブが取り外し可能なダウンジャケット「コンバーティブル スノーマントラ パーカ」を発売。最も過酷な気象環境のために開発された、カナダグースの「スノーマントラ パーカ」を様々な着方で楽しむことができるユニークなダウンアウターだ。
発売日:2021年1月23日(土)〜
THE STANDARD EXPEDITION PARKA 176,000円(税込)
カナダグース (CANADA GOOSE)の新作ダウンジャケット「THE STANDARD EXPEDITION PARKA」は、-30℃以下の極寒環境でも耐えられるように設計されたダウンジャケット。再生ファーやリサイクルフェザーライトリップストップ生地などを採用し、暖かく耐久性もありながらサスティナブルなデザインのダウンジャケットとなっている。両サイドにはシーム加工されたジッパーを配し、通気性を確保しつつ動きやすい仕様に仕上げた。
発売日:2021年1月9日(土)〜
カナダグース (CANADA GOOSE)と世界的なラッパー・ドレイク(Drake)が手がけるOVO(オクトーバーズ ベリー オウン)のコラボレーションダウンジャケット「テレイン パーカ」は、過酷な環境の極地にも強く、自由にアウトドアを楽しめるダウンアウター。調整可能なダウン入りのフード、複数配されたポケットなど、実用的なディテールが落とし込まれている。
発売日:2020年12月5日(土)〜
カナダグース (CANADA GOOSE)は、クリアなトーンのシルバーカラーを採用したダウンジャケットを展開。ダイナミックなポケットを配し、高い保温性など最上級の機能性・パフォーマンス性を備えた「スノーマントラ パーカ」をはじめ、「チリワック ボンバー」ジャケットや「フリースタイルベスト」といったアウターが揃う。
発売日:2020年11月27日(金)〜
カナダグース (CANADA GOOSE)の、希少で最も上質なダウン“ホワイトダックダウン”を使用した「ブラックレーベル」のダウンジャケットが登場。「メンズ ブロックトン パーカ ブラックレーベル」はシックなレッドカラーとブラックパーツを組み合わせ、すっきりとしたシルエットに仕上げたダウンジャケット。摩耗しやすい箇所にはタフなコーデュラ生地を配し、バックにはリフレクターをオン。フロントのフラップポケットにもリフレクターが隠されている。
発売日:2020年11月7日(土)〜
MEN'S ARMSTORONG PARKA 108.000円+税
カナダグースのライトウェイトダウンジャケット「MEN'S ARMSTORONG PARKA」は、内部にショルダーストラップを配したダウンジャケット。着用しない時は肩にかけてハンズフリーに過ごすことができる。フードにダウン入りのつばをあしらうことで、顔周りの冷気をシャットダウンし、防寒性を高めている。
発売日:2020年10月31日(土)〜
カナダグース (CANADA GOOSE)の「ハイブリッジ コート」は、カナダグースの「ハイブリッジ」シリーズの中で最も暖かいダウンジャケット。おすすめポイントは“動きやすい”かつ“暖かい”点。身体を曲げる部分にはキルティングパターンやダイナミックニット素材等を配し、可動域を広く仕立てている。また、フード、身頃上部には、防水性、保温性、通気性に優れた「トリデュランス」素材を配し、雨や風にも強い仕上がりとなっている。
発売時期:2020年9月~
水沢ダウンのダウンジャケットの特徴
防水・耐水性に優れている:ステッチをなくし、特殊な熱圧着技術でダウンパックを形成することで、ステッチのミシン目からの水の侵入や、ステッチのすき間からダウンが抜け落ちるのを防止。袖など縫製が必要なパーツには、裏面にシームテープ加工を施すことで、防水性・耐水性を高めている。雨や雪の日でも気兼ねなく着用できる。
デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)の「水沢ダウン」ダウンジャケットは、ステッチを無くすことで水の侵入やダウンの抜け落ちを防ぎ、快適な暖かさを保ってくれるダウンアウター。中でも高機能なモデル「マウンテニア」は、熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工による高い耐水性に加え、フード部分には雨水や雪が溜まらないパラジップ付きのデザインを採用。悪天候の日にも活躍するダウンジャケットだ。
発売日:2020年9月1日(火)〜
デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)は、グラフペーパー(Graphpaper)別注の「マウンテニア」ダウンジャケットを展開。オリジナルモデルよりアームを広くとり、オーバーシルエットに仕上げることでボリュームのあるインナーでもレイヤードが可能に。表地には、マットな風合いの撥水・透湿素材「CEBONNER」を採用。綿に比べて74%も軽量ながら、コットンライクな風合いが特徴だ。
発売日:2020年10月24日(土)〜
デサント(DESCENTE)とディオール(DIOR)の共同開発によるダウンジャケットは、デサントの水沢工場による最先端縫製技術を駆使して生産された高機能なダウンアウター。日本のヴィンテージウィンタースポーツウェアから着想を得た、高度な保温性と快適な着心地が魅力のダウンジャケットだ。
発売日:2020年12月4日(金)〜
ザ・ノース・フェイスのダウンジャケットの特徴
ザ・ノース・フェイスではダウンウェアに「リサイクルダウン」や、保温効果の高い「光電子ダウン」を採用。
・リサイクルダウン:使用済みのダウンを回収、精製し、再利用した「リサイクルダウン」は、損傷した未熟なダウンや小さなダウンを取り除き、高度な洗浄処理、除塵、選別工程を経たクリーンなダウン。より良質で、高い保温性をキープしてくれる。
・光電子ダウン:身体が発する体温を吸収し、遠赤外線のエネルギーを利用して衣服内に保温効果をもたらしてくれるダウン。