今季のトラサルディ ( TRUSSARDI ) ウーマンはイギリスへと旅をする。パンツスーツやメンズライクなロングコートでミニマム&ボーイッシュ。どこかに可愛らしさを感じるため、"マニッシュ"より"ボーイッシュ"という言葉がよく似合う。品の良い艶を纏ったレザーアイテムやアニマルプリントでアーバンな雰囲気を加え、素材の持つ、しっかりとしたハリや品質の良さがウェアのシルエットを引き立てている。
スカートスタイルも、膝丈に落ち着いたカラーリング、大き目のボーイフレンドアウターを合わせて甘さをカット。
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レトロで端正なヘアメイクに、肩やスカート部分に構築的な仕組みを施した小技の効いたレディスタイルボッテガ・ヴェネタ ( BOTTEGA VENETA ) 。素材の良さが手に取るように分かる、美しいシルエットだ。
こちらはブラックやブラウンのワントーンコーディネートが続く中に、現れたホワイトベースに油絵具でペイントされたようなドレス。服をキャンバスにみたてて抽象画でも描かれているかのようなアートな一枚。よく見ると布は切りっぱなし。
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ボリューミーなシルエットマックスマーラ ( Max Mara ) 。セーターの袖など随所にファーをあしらった。またレイヤードスタイルもボリュームを出すのに最適だ。インナー、カーディガン、薄手のアウターそして厚めのアウターと、十二単さながら。中には、ボアのコートの上からさらにウールのコートを重ねたルックも。パターンは、太目のボーダーがイン。ナイロン地のワイドシルエットのイージーパンツとともにスポーティーな印象を与える。
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アルベルタ フェレッティ ( ALBERTA FERRETTI ) おなじみの気品あふれるロマンチックなスタイルはそのままに、ベースにモノトーンを持ってきて、さらにパープルやブルーのベルベットを投入することでほんのりとゴシックテイストが漂っている。レースや、刺繍で描いたフラワーモチーフも気になるポイントだ。
今季多くのメゾンがこぞって用いるチェックプリントも登場。ブラック×パープルで甘さを控えて、大人のためのチェックに。
逆にシューズは、他のメゾンではあまり見かけないフラットシューズを採用。ポインテッド・トゥに細めのストラップがフェミニンなムードを助長する。
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何柄とも形容しがたい複雑でデジタルな印象のプリントに、サイケデリックなカラーが一際目を引エトロ ( ETRO ) 。その上に、大胆なジッパー使いが特徴のレザーライダースやスカートを重ねて、主張の強いアイテム同士をミックスさせる上級テクニックを披露した。その分、シルエットは比較的タイトかつシンプルにまとめる。
巻きスカートのような形状のスカートにも注目。深く斜めに入ったスリットはスカートがロング丈だから一層存在感を増す。
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ヴェルサーチ ( VERSACE ) は、今季もお得意の「攻め」の姿勢で魅せる。
潔いまでに大胆に肌を見せるカッティングのドレスの数々やパテントレザーが肌に吸い付くようなスーパーフィットのボディースーツ。どこまでも刺激的でパワフルだ。そんな中で時折登場するチェックプリントが少しだけグッドガールなエッセンスを加えていてユニーク。
スパイクスタッズのチョーカーや全面にスタッズをあしらったブーツなど小物まで抜かりが無い。
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ボタニカルプリントとスパンコールで着飾ったモデル達がランウェイを彩っロベルト カヴァリ ( roberto cavalli ) のショー。そこにファーやスタッズの要素を加えてより華やかに演出した。こちらのルックは、バッグ、シューズにまで同柄が使われている。
シルエットは、すとんとした、細身のIラインを基本。スカートスタイルは、低めに持ってきた切り替えから伸びる細かなプリーツが、歩く度に繊細な動きを見せる。まるで、カードケースのような小さなバッグのチェーンを手首に巻いてブレスレットのように。
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ハットやチョウネクタイで味付けしたパンツスーツで、グラマーなマニッシュスタイルを提案しディースクエアード ( DSQUARED2 ) ディースクエアード。ビジューのデコラティブなコスチュームジュエリーを、深めに開いたシャツの襟元に飾って、フェミニンな要素も忘れずに。ファーやスパンコール、ベルベットなどゴージャスなマテリアルを多用した華やかなルックは、パーティースタイルの良きお手本となりそう。
足元の、パンプスに少したるませたソックスを合わせるのは、すぐにでも取り入れテクニック。今季は、シャイニーorシルキーな上質素材を選んで新鮮さを与えながらトライしたい。
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キュートな英兵のようなスタイルを提案しブティック モスキーノ ( BOUTIQUE MOSCHINO ) モスキーノ。ブランドロゴを象ったエンブレムやタータンチェックといったブリティッシュ ムードど真ん中のアイテムに、スウェードやフリンジといったウェスタン調のアイテムで新鮮な味付けをプラス。また、同じようなデザインやスタイリングも、カラーリングをモノトーンにすれば上品で洗練されたムードにチェンジ。
足元には、ソールのつま先にメタリックゴールドをポイント使いしたデコラティブなレースアップシューズを。バッグは、遊び心を感じるミニサイズのウエストポーチが多くのルックに用いられた。
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