柄物のジャケットなど、インパクトのあるアイテムもカジュアルに引き立ててくれるのがベーシックなデニムパンツの魅力。例えば、ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)は、一見迷彩柄のようにも見えるカーキの花柄ジャケットをトップスにセレクト。ロールアップしたクリーンなデニムパンツ、ミニマルなフラットシューズが、ジャケットの存在感をより一層際立たせている。
ワイドデニム・ルーズフィットデニム:幅の広い形で、腰回りから足にかけて、ゆったりとしたシルエットのデニム。
ジャパンデニム(JAPAN DENIM)と日本のデザイナーブランドのコラボレーションから、カズユキ クマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)とタッグを組んだジーンズが登場。ダークインディゴのデニムを採用したパンツは、股上深めのワイドストレートシルエット。オーバーサイズのデニムジャケットとセットアップで着るのもおすすめだ。
発売時期:2020年3月末
エドウイン(EDWIN)からは、1981年にデビューしたレガシーデニムの復刻パンツが登場。ゆったりとした腰回りから裾にかけてダイナミックに細くなるテーパードシルエットを採用している。ジーンズのウエスト裏側には、1980年代当時に使用されていた“イエロータブ”があしらわれている。
発売時期:2020年春夏
ゆったりとしたジャケットと、デニムワイドパンツを組み合わせたオーバーシルエットの着こなしは、程よい抜け感で、ラフさとスタイリッシュさを兼ね備えたコーディネートに。バレンシアガは、プリーツ加工のネイビージャケットにデニムワイドパンツ、レッドのシャツを組み合わせ、シルエットのルーズさにヴィヴィッドな色でアクセントを効かせた。
ベーシックな白シャツとジーンズのコーディネートは、一見ベーシックなようだが、シルエットや合わせる小物類によって様々な雰囲気に変幻自在だ。バレンシアガ(BALENCIAGA)は、シワ感のあるオーバーサイズの白シャツに、ゆったりとしたルーズフィットのデニムパンツをセレクト。赤いシューズがポップなアクセントを効かせている。
デニムシャツとデニムパンツの「デニム on デニム」コーディネートは、夏にトライしてみたい装い。トップスとボトムスで、色のトーンを変えると着こなしのバランスが取りやすい。バレンシアガ(BALENCIAGA)は、トップスにライトブルーのデニムシャツを、ボトムスに、やや濃い色味のデニムワイドパンツをコーディネート。上下ともに、褪せたような質感が抜け感を作りだしている。
ハイライズジーンズ:股上の深いジーンズ。脚を長く、ボディラインを美しく見せてくれる。
ハイウエストのデニムパンツは、そのレトロな雰囲気を生かしたヴィンテージ風の着こなしがおすすめ。明るいカラーのアウターやトップスと組み合わせ、ポップに着こなしたい。グッチは、オレンジのコートに赤のボーダーカットソーをセレクト。ウエストをインしてハイウエストのフォルムを強調した。褪せたような色味のデニムパンツと、温かみのある色彩が好相性だ。
古着風のレザージャケットは、ハイライズジーンズと合わせてクラシカルな装いを楽しんで。グッチ(GUCCI)は、ヴィンテージ感のあるパワーショルダーのレザージャケットに、薄い色味のハイライズジーンズを組み合わせ、ネクタイを締めた着こなしを提案。丈の短いジャケットをセレクトすることで、ハイライズジーンズのシルエットをフィーチャーし、すっきりとしたシルエットに。
ブーツカットデニム:腿から膝にかけては補足、膝から裾にかけてすこし広がりのあるフォルムのデニム。カウボーイブーツの形に合わせて、重ねて履けるように裾部分をデザインしたことで生まれたモデルだと言われている。