映画『エンジェルサイン』が公開決定。『シティーハンター』を手掛けた漫画家・北条司が初めてメガホンを取る。
映画『エンジェルサイン』は、世界108の国と地域から寄せられた「サイレントマンガオーディション」の受賞作品を実写化するもの。
「サイレントマンガオーディション」とは、「週刊少年ジャンプ」時代に北条司と『キャッツ♥アイ』『シティーハンター』を生み出し、653万部という史上最高の雑誌発行部数を樹立したジャンプ5代目編集長・堀江信彦が開催している世界最大級の漫画オーディションだ。北条司も第1回から審査員を務めている。
既に14回開催されているこのオーディションでは、世界に漫画の才能を求め、“言葉の壁”を取り払ったセリフを使わない短編「サイレントマンガ」を募集。108の国と地域から、参加クリエイター3865名、6888編もの作品が寄せられている。
『エンジェルサイン』は、アジア・ヨーロッパの受賞作品に、総監督を務める北条が描き下ろした「プロローグ」「エピローグ」を加えて構成した長編オムニバス映画に仕上がっている。この「プロローグ」「エピローグ」は、各作品をつなぐ重要な役割を果たす。映画も全編を通してセリフを用いず、映像と音楽のみで展開。言語や国境を超え、世界中の人が共感できるストーリーとなっている。
主演は女優としてだけでなくミュージシャンとしても活躍している松下奈緒と、『海を駆ける』『記憶にございません!』などに出演するディーン・フジオカ。2人は「プロローグ」「エピローグ」のキャストを務める。松下はチェリスト、ディーンはピアニストという若き音楽家として、同じ夢を追いかける恋人を演じる。セリフがない物語に挑戦する2人の演技に注目したい。
チェリストのアイカとピアニストのタカヤ。音楽家で恋人同士の二人は、「いつか二人の音楽で、世界中の人々を感動させたい・・・」と、夢を追いかけていた。アルバイトをしながら曲作りに没頭するタカヤと、彼を見守るアイカ。しかし、「エンジェルサイン」というチェロとピアノの二重奏曲を作り上げた直後、タカヤは帰らぬ人となってしまう。アイカが、チェロのみで演奏する「エンジェルサイン」。やがて、その曲は世界に広まっていき・・・
【詳細】
映画『エンジェルサイン』
企画:堀江信彦
総監督:北条司
出演:松下奈緒、ディーン・フジオカ 他
製作:「エンジェルサイン」製作委員会