またこれらのメインヒーローたちに加え、平和組織“シールド”の重要メンバーも押さえておこう。ちなみにシールドの中には、自ら希望してアベンジャーズに参加しているメンバーもいる。
ニック・フュ―リー(サミュエル・L・ジャクソン):シールドの長官であり、アベンジャーズ発案者の1人。
ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン):シールドのエージェントであり、アベンジャーズの一員。元はロシアのスパイで、戦闘術、諜報員としてのノウハウを身に着けている。
ホークアイ/クリント・バートン(ジェレミー・レナー) :シールドのエージェントであり、アベンジャーズの一員。超人的な能力は持っていないが、史上最高のスナイパーとも言われる神級の弓の使い手。
それでは、以上を踏まえたうえで、本格的に『アベンジャーズ』の物語の中へと入っていこう。
※以下内容には、ネタバレを含みます
物語の始まりは、ヒーローの1人である雷神・ソーの義理の弟・ロキが、地球にやってくることから始まる。彼の狙いは、“テッセラクト”と呼ばれる強大なパワーを持つインフィニティ・ストーン。国際平和組織・シールドの基地でその石を手にしてしまったロキは脱走。危機を感じたシールドの長官・フュ―リーによって、ここで初めて“アベンジャーズ”が始動される。
※ロキ(トム・ヒドルストン)
ソーの義理の弟であり悪戯神。武器として持つ杖には、インフィニティ・ストーンの1つが埋め込まれており、他人を洗脳することができる。
一度はロキを捕まえたアベンジャーズだったが、その後ロキは再びシールドの基地から脱走。“テッセラクト”の力を利用した杖を使って、宇宙空間への入り口“ワームホール”を開くと、壊滅的な力を持ったチタウリ軍をニューヨークの街へと解き放ってしまうのだ。人類史上最大の敵を前に、アベンジャーズが総力戦で立ち向かっていくー。
ポイント
アベンジャーズは、シールドの長官・フュ―リーによって半ば強制的に招集させられた為、最初チームとして戦うことを拒み続けていた。しかしロキの暴走により、シールドの仲間を失ったことを機に、彼らは改心。強く結束した6人のヒーローチーム“アベンジャーズ”として最初の敵に立ち向かっていく。
結末
チタウリ軍の攻撃をなんとか収束させた彼らは、ロキの杖を無事回収しシールドへと保管。またロキは、その罪を償うために、義理兄・ソーに連れられて故郷・アズガルドに強制連行させらるのだった。※インフィニティ・ストーン“テッセラクト”はアズガルドで保管されることに。
『アベンジャーズ』公開後、物語は「フェイズ2」へと移行する。そこでは、アイアンマンが敵の襲撃に合い全てを失ったり、地球にいるソーの恋人・ジェーンが強大な力を持つインフィニティ・ストーンのひとつを身体に宿してしまったり…と、マーベルキャラクター達による様々なドラマが繰り広げられていくのだが、『アベンジャーズ』2作目に続く最重要作品となるのが、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』!早速ポイントをかいつまんで紹介していこう。
映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』は、“キャプテン・アメリカ”の誕生を描いた『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の2作目で、「アベンジャーズ」の戦いから2年後が舞台。
とある事件をきっかけに、アベンジャーズのメンバーであるキャプテン・アメリカ、ニック・フュ―リー、ブラック・ウィドウは、これまで共に戦ってきた仲間である国際平和組織“シールド”から突然生命を狙われてしまう身に…。逃亡者となってしまったヒーローたちと巨大組織の戦いを描いたストーリーとなっている。
ポイント
単刀直入に説明すると、国際平和組織・シールドには、その内部に悪の組織“ヒドラ”の隊員が侵略しており、シールドの組織全体を動かすまでに闇の力を増幅させていた。そして彼らが企てていたのは、世界規模の監視・防衛システムを構築する“インサイト計画”というもの。
表向きは、テロ組織を攻撃するというものだったのだが、その裏には、ヒドラの脅威となりうる人物(つまり、アベンジャーズのメンバーも!)を襲撃することを目的としており、それはヒドラを中心にした世界が始まることを意味していた。
結末
シールドがヒドラに浸食されていた真実をヒーローたちが暴き、シールドは解体。しかし映画『アベンジャーズ』でロキから回収し、シールドで保管されていた杖は、組織に侵入していたヒドラの幹部に奪われてしまう。この物語は、『アベンジャーズ』の次作へと続く。
今後の作品に登場する重要キャラクターも合わせて紹介しよう。
ファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)
キャプテン・アメリカとジョギング中に意気投合した、もと優秀な空軍の兵士。特別設計のウィング・パック「ザ・ファルコン」を装着し、空中格闘することができる。(のちにアベンジャーズに加入)
ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)
ずば抜けた戦闘能力を持つヒドラの兵士。キャプテン・アメリカたちを暗殺するために立ちはだかる。しかしその正体は、キャプテン・アメリカの元親友であり、戦時中に亡くなったはずのバッキ―だった。(初登場は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』)
それでは、『アベンジャーズ』の2作目『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の内容へと入ろう。物語は、先ほど紹介した『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のラストから続く。