シャネル(CHANEL)は日本との繋がりをさらに深めるため様々なスペシャルイベントを2012年3月21日~23日の3日間、東京で開催した。22日には2012年春夏オートクチュールコレクションショーを披露。8年ぶりの来日となったアーティスティック ディレクター、カール・ラガーフェルドは、飛行機の機内を模した会場を日本の新宿御苑に登場させた。
コレクションは、空と海が溶けあったようなきらびやかなブルーで染め上げられた。印象派の絵画のような美しいグラデーションのスーツやドレスは、大きく開いたボートネックの襟やスタイリッシュなシルエットで、フューチャリスティックな雰囲気が溢れるモダニティを表現。マドモアゼル シャネルが愛したカメリアのモチーフ、まばゆいばかりの宝石の刺繍、きらめきのレースで飾られた美しいドレスは、優雅な極楽鳥のように、可憐な人魚姫のように、女性たちをヒロインに変身させる。
会場には写真集『The Little Black Jacket:CHANEL's classic revisited by Karl Lagerfeld and Carine Roitfeld』に登場するヴァネッサ・パラディー、サラ・ジェシカ・パーカー、水原希子を始め安室奈美恵、中田英寿ら日本のセレブも顔を見せた。ランウェイにもシャネルのショーでおなじみのリンジー・ウィクソンやステラ・テナントが登場。シャネルの魅力を結晶させた素晴らしいコレクションのフィナーレの主役は、もちろんカール・ラガーフェルド。堂々の笑顔で招待客からの割れんばかりの拍手に応えていた。
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