スレトシス(Sretsis)2017-18年秋冬コレクションが発表された。今季のテーマは「ストレシス ユニバース(Stresis Universe)」。ブランドが作り出してきた、スイートでファンタジーな世界が凝縮した、壮大な宇宙が現れた。
今季のテーマでもある「ストレシス ユニバース」と名付けられたシリーズには、天空の輝きが閉じ込められている。真夜中の空のようなミッドナイトブルーや柔らかいブラッシュピンクのチュールドレスはグリッターで星や月、そして翼を広げ空を飛ぶペガサスが描かれたロマンチックなデザインだ。
まるでハリウッド黄金期のグラマラスなスタイルを彷彿させる「ラウンジ インダリジェンス」シリーズ。ドレスには繊細なマラブーフェザーがあしらわれていたり、スパンコールの花がデザインされていたり、どれも艶やかだ。花はスパンコールのドームで覆うことで、美を永遠にとどめておきたいという女性の願望を表現した。
さらに、今季はドイツの高級ぬいぐるみブランド「シュタイフ(Steiff)」とコラボレーションしたファーコートも。特殊なプリント技法で色とりどりの花々をあしらい、袖と裾にはレオパード模様をデザインした。まるでテディベアのようなふかふかとした触り心地が特徴だ。
多様なエッセンスをミックスしたが、デザイナー姉妹の出身国であるタイも忘れていない。ベルベットを使用したドレスやフレアパンツ、ジャケットにはタイの伝統的陶器「ベンジャロン」をイメージした絵柄があしらわれており、壁画・陶磁器・装飾タイルなどに見られる花や神話のモチーフがあしらわれている。そこには「CITY OF ANGELS」の文字と共に、ペガサスを乗りこなす“タイの街の天使”も登場した。