ピクサーが贈る「カーズ」シリーズの3作目となる、映画『カーズ/クロスロード』が2017年7月15日(土)に公開される。
2006年、第1作目となる『カーズ』で、自信過剰な新人レーサーとして登場した真っ赤なボディのスポーツカー、ライトニング・マックィーン。自分勝手だった彼が、田舎町「ラジエーター・スプリングス」に迷い込み、人の優しさに触れることで、本当に大切な事に気づいていく物語は、老若男女問わず全世代を魅了した。さらに、2作目となる『カーズ2』では、舞台の1つに日本が選ばれ、No.1 レーサーのマックィーンが日本各地を走り抜けたことでも話題を呼んだ。
『カーズ/クロスロード』では、これまで華々しく第一線で走り続けてきたマックィーンがベテランとなり、最新型のレーサーに勝てない時代遅れのレーサーとなっている。そんな状況に焦ったマックィーンは、レース中に無理をして大きなクラッシュ事故を起こし、世間からも見放され自信喪失してしまう。彼の脳裏には「引退」の2文字……。まさにマックィーンの“人生の岐路”を本作で捉えている。
大きな挫折を経験し、人生の選択に迫られたとき、マックィーンは走り続ける事ができるのか?この作品では、「どうしようもない圧倒的な挫折に出会った時、人はどう立ち向かうべきか」という、私たちにとってもリアルで共感できるテーマが掲げられている。
製作総指揮は、『ズートピア』『ファインディング・ドリー』『モアナと伝説の海』など、2006年以降ディズニーのアニメーション作品すべてを統括し、ピクサーだけでなくディズニー・アニメーション・スタジオを黄金期へ導いたジョン・ラセター。また、監督は『カーズ』『カーズ2』でもストーリーを手掛けたブライアン・フィーが務める。
『カーズ/クロスロード』にはシリーズでお馴染みのキャラに加え、新キャラが登場。マックィーンの挑戦をサポートする、明るくポジティブな女の子「クルーズ」の声優は松岡茉優が、マックィーンの脅威となる生意気な次世代レーサー「ストーム」は藤森慎吾が演じることが決定した。ディズニー/ピクサーの映画声優は、それぞれ初挑戦となる。作中では新たな世代として登場するキャラクター達に期待が高まる。
これまでの「カーズ」シリーズの声優であるマックィーン役の土田大、マックィーンの相棒・メーター役の山口智充、ヒロイン・サリー役の戸田恵子の続投も決定している。
日本版の主題歌は、奥田民生が本作のために書き下ろした「エンジン」。楽曲ついて奥田は「アイドリングをしているようなイメージのイントロで、曲を作る時もずっと車のイメージが頭の中にありました」と語った。「エンジン」を使用した予告編も公開されているので、ぜひチェックしてみて。
本作では、新作短編アニメーション『ルー』が同時上映される。ディズニー/ピクサー歴代の短編作品は、過去12回アカデミー賞ノミネート、うち4作品が受賞というクオリティの高さを誇っている。また、短編作品の監督を経て長編アニメーション監督となる例も多く、“新たな才能の発掘の場”として注目されている。
『ルー』は、『ファインディング・ニモ』や『カールじいさんの空飛ぶ家』などで活躍し、今回が監督デビューとなるデイヴ・モリンズが手掛けた。子供たちが遊びまわる休み時間の運動場を舞台に、どんな学校にも必ずいたいじめっ子と、「忘れ物預かりボックス」に潜む不思議な生き物との交流を描いた、懐かしく心温まるストーリーに仕上がっている。
映画『カーズ/クロスロード』のストーリーに沿った実写版ミニドラマを制作。映画版の主人公マックィーンの物語を、陸上競技に全てをかけるランナー(幕井雷斗)になぞらえたものだ。幕井は陸上部のエースだが、才能あふれる1年生ツトムの登場で競争が激化。そんななか競技中に激しい転倒してしまう…。幕井雷斗を演じるのは野村周平。マックィーンのボディを思わせるレッドの衣装に“95”のナンバーを身につける。ミニドラマ予告編「ランナーズ/クロスロード」は公式サイトで公開予定だ。
華々しく活躍してきた天才レーサー“マックィーン”は、まだまだ走り続けると信じていた。しかし、彼を待ち受けていたのは、最新テクノロジーを限界まで追求したストームをはじめとする新たな世代が出てきたこと。そしてそんな中レース人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュだった。夢の続きか、それとも新たな道を探すのか? 思いがけない挫折を経験したマックィーンは、メーターたち仲間に支えられ、新たな相棒クルーズとともに“人生の岐路”(クロスロード)に立ち、運命の決断を迫られる。
『カーズ/クロスロード』
公開日:2017年7月15日(土)
監督:ブライアン・フィー
製作総指揮:ジョン・ラセター
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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