オフ-ホワイト ℅ ヴァージル アブロー(OFF-WHITE ℅ VIRGIL ABLOH)の2017年春夏コレクションが、2016年6月26日(日)フランス・パリで発表された。
ラグジュアリーストリートを代表する本ブランド。半屋外の会場にもオフ-ホワイトのウェアを着用した人々が多く詰め掛け、他のショー会場とは違う、ラフで力強い空気感の中ワードローブが披露された。
ファーストルックを飾ったのが、十字架と“MIRROR”という文字がプリントされたシースルーのカットソーとショーツ、ハイソックスを合わせたスタイル。後ろ姿は、柔らかい布地が風になびき、まるで天使のような優雅さを身に纏っていた。
このままの世界観が継続されるのかと思いきや、コレクションはあらゆるモチーフをテキスタイルに乗せていく。骸骨やサソリ、人間の顔をプリントしたりニットに織り込んだり、絵画のようなものをパーカやカットソーの上に縫い付けたり……。芸術や日常の写真を洋服の上に乗せ、新たなストリートの形を添付していく。
またあらゆるアイテムをアンブロ(umbro)とのコラボレーションで展開。スポーツブランドということもあり、機能性や軽快さが加わっただけでなく、蛍光色のアイテムも複数見られ躍動感のあるシーズンを演出することに大きな役割を担っていた。