ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)の坂部三樹郎とリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和がプロデュースする、若手デザイナーを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」が2016年3月18日(金)、渋谷ヒカリエにて2016年秋冬コレクションの発表を行った。
今回のショーは、「SOSHI OTSUKI」「kotohayokozawa」「KEISUKEYOSHIDA」「RYOTAMURAKAMI」「AKIKOAOKI」の5ブランドが参加。
左)「SOSHI OTSUKI」 右)「KEISUKE YOSHIDA」
「SOSHI OTSUKI」は、アバンギャルドな華道にインスピレーションを受けており、スタイリングに植物を多用。デザイナー・大月壮士は花の器になるような服を意識し、セットアップやパンツなどアースカラーを中心に、トップスの真ん中やパンツの低い部分にポケットが付いたウェアを展開。ニルヴァーナのBGMの中登場したのは「KEISUKE YOSHIDA」。カッコつけたい日本男児の気持ちを服に落とし込んだ。ヒョウ柄のファージャケット、パンツやトップスにはバッジ、チェーンを付けてロック感を高めた。
「RYOTAMURAKAMI」のファーストルックは白衣の中にブラウスを着た女性が登場。編み方を変えた緑色のニットを繋ぎ合わせたセットアップや、光沢のある加工を施したコート、花柄の布地とベロア素材を合わせたパンツなどを展開し、シルエットもルーズで中性的な印象を受ける。編み花や造花がスタイリングに華を加えていた。
左)「RYOTAMURAKAMI」 右)「AKIKOAOKI」
最後は「AKIKOAOKI」のウィメンズコレクション。何かを諦めている女性たち、をテーマに制作。スカートやワンピースに配されていたプリーツやフリルは、かっちりとした太めのものからドレープ感を演出する細いものまで様々だ。パンツやベスト、コート、ロングスカートにチェック柄が多用、ラメ加工のタイツやベスト、ハイヒールも登場した。