シー ニューヨーク(Sea New York)の2011-12年秋冬コレクションが発表された。
今季のコレクションからイメージされるのは、「自然」。森林が映し出す一日と、その中に佇む、ナチュラルで飾らない少女を思わせる。
カラーは、ブラック、ダークグレーを中心としたモノトーンに加え、ネイビー、ブラウン、ダークグリーンといったアースカラーで構成されている。アイテムはスポーティでカジュアルなものが多く、オールインワンやフーディーなど、これまでのフェミニンな雰囲気のコレクションに比べてユニセックスなルックが多い。一方でワンピースは、ボディコンシャスになりすぎず、丸みのある女性らしいミニ丈のものが多くみられる。
今季のコレクションは、森を連想させるファブリック使いがユニーク。剥がれた木の幹を思わせるスパンコールのカットソーや、ごつごつとした木のような、ローゲージのニットワンピース。穴だらけのカットソーや細かなドット柄は、植物の表皮にも見え、オールインワンに使用されているグラフィックプリントからは、森林に柔らかく降り注ぐ朝の光を感じる。また、シルクサテンやフェルト、ウールジャージーなどの柔らかく優しい素材も多く、寛いだ気持ちになれる。
自然体なスタイルながら、カッティングやダーツの取り方がどこかユニークなシー ニューヨークのコレクション。緩すぎずもかしこまりすぎない、女性らしいカジュアルスタイルが好きな人におすすめのコレクションだ。