ポール・スミス(Paul Smith)は、2016-17年秋冬メンズコレクションをフランス・パリで発表した。
今季は原点回帰し、シグネチャーといえるテーラリングにフィーチャー。またブランドの代名詞であるストライプにも力を持たせ、ポップでエネルギッシュなアイテムを提案する。
ジャケットには、ピンストライプや伝統的なチェック模様・ハウンドトゥースをあしらい、クラシックに仕立てた。インナーには、恐竜モチーフのシャツやペイズリー柄のカーディガン、フロントジップのサイクリングジャージ風ニットなどを差して、遊び心のあるレイヤードスタイルを完成させている。
ボトムスの裾はフレアに、またウエストラインは高く設定。リップモチーフを添えたレザーベルト、マッシュルームのチャームを配したタッセルローファーとともに、60~70年代前半に流行ったフリースピリットを表現する。
一方で、アウターウェアもキーアイテムに。縦縞模様のロングコート、シープスキンやカシミヤで仕上げた上質なアウター、ブランドの伝統を物語るエプソム・コートなど、個性豊かな面々が勢揃い。テーラードジャケット同様に、色鮮やかなニットやシャツと合わせて、フレッシュさを纏った、ポール・スミス流クラシックを構築している。