肌寒い季節になり、ホリデーシーズンが近づいてきた。クリスマスシーズンの予定は人それぞれ。イルミネーションを見に行くのもいいが、たまには暖かい家の中で映画を観て過ごすのはいかがだろう。今回はクリスマスに観るのにぴったりな映画を厳選。笑って泣いて、感動する、そんな映画体験の参考にして欲しい。
『素晴らしき哉、人生!』は1946年のアメリカ映画。アメリカ映画協会が選ぶ「感動の映画ベスト100」では1位に、同協会の「アメリカ映画ベスト100」では11位にランクインしているほどの名作だ。クリスマスの夜に訪れる物語のクライマックス。“生きることの素晴らしさ”を主人公ジョージ・ベイリーの人生とともに考える。
言わずと知れた、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の名作『シザーハンズ』。純真無垢な心を持つ人造人間と少女の交流を描く。誰もが涙するであろうクリスマスの日のラストは必見。
ニューヨークを舞台に本物のサンタだと名乗る老人と、サンタを信じられないシングルマザーのドリスや娘のスーザンたちが繰り広げる物語『34丁目の奇跡』。親子での鑑賞にも最適な、サンタクロースにまつわる感動のストーリー。
『ラブ・アクチュアリー』はクリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女の様々なラブストーリーを描くロマンティック・コメディ。ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、コリン・ファース、キーラ・ナイトレイらを始め、豪華俳優・女優陣の演技が光る。恋人や家族、大切な人に会いたくなるかも。
クリスマス・イヴの東京を舞台にした邦画『大停電の夜に』。東京中が大停電となった夜に、それぞれ自身や恋人、家族に問題を抱えた男女が繰り広げる群像劇だ。停電ならではの静けさと暗さ、そしてロウソクの灯りや流れるジャズが醸し出す、オシャレでどこか暖かい雰囲気。ひと味違ったクリスマス映画を観たいならば、この映画で。
『恋人たちの予感』は男と女が本当の友人になれるのかという問いに迫る物語。1人でも、2人でも、仲のいい友達とでも鑑賞できる名作だ。クリスマスのニューヨークの風景や音楽は、一度観たら憧れてしまう美しさ。主人公の男女が食事をするカッツ・デリカテッセンは今も尚、人気の観光名所となっている。
第二次大戦末期、ドイツの第十七捕虜収容所が舞台。クリスマス間近に起こる収容所内でのスパイ疑惑。収容所内にいるスパイは誰か。繰り広げられる喜劇は今観ても色あせない面白さ。
スカッとしたいならこの1本。聖夜にブルース・ウィルス扮するジョン・マクレーンが繰り広げる銃撃戦は、男同士でも盛り上がれる。続編も一気に借りて、ジョン・マクレーンと過ごす過激なクリスマスを送るのもいいかもしれない。
思い切り笑ってクリスマスを楽しみたいなら、絶対にこの映画。クリスマスに1人、家族旅行に置いていかれた8歳の少年と泥棒の戦いは痛快で、笑いが止まらない。何を観るか迷ったら、まずこれを借りてみては。
■テッド
大人気となったコメディ映画『テッド』。クリスマスの朝にジョンにプレゼントされたクマのぬいぐるみテッドが中年テディベアに成長。だらしない大人に育ってしまったマーク・ウォルバーグ扮するジョンとのドタバタ劇を観て笑って過ごすクリスマスは、寒さも忘れてしまいそう。
『ポーラー・エクスプレス』はCGアニメーション映画。様々な少年、少女が乗った蒸気機関車が突如主人公のもとに現れ、クリスマス・イヴの夜に北極点を目指す旅に出るファンタジー。この映画はぜひ家族で観たい。