東京の弥生美術館では、企画展「開館40周年 生誕祭! 大正ロマン・昭和モダンのカリスマ絵師 高畠華宵が伝えてくれたこと」を、2024年7月6日(土)から9月22日(日)まで開催する。
大正時代末から昭和時代初期にかけて人気を博したイラストレーター、高畠華宵(たかばたけ かしょう)。明治21年(1888年)に生まれた華宵は、『講談倶楽部』を皮切りに、さまざまな雑誌の挿絵を描いた。また、昭和6年(1931年)以降は日本画制作に励み、戦後は子供向けの絵本や単行本を手がけている。
企画展「開館40周年 生誕祭! 大正ロマン・昭和モダンのカリスマ絵師 高畠華宵が伝えてくれたこと」では、『日本少年』や『少女画報』をはじめとする雑誌に描いた挿絵など、約400点を公開。加えて、華宵が弟子とともに暮らした「華宵御殿」の寝室の雰囲気も再現する。
弥生美術館は、2024年に開館40周年を迎える。同館が創設された背景には、初代理事長の鹿野琢見(かの たくみ)が、幼年時代に熱烈な華宵のファンであったという経緯がある。本展では、40年の歴史を紹介するほか、伊藤彦造(いとう ひこぞう)、蕗谷虹児(ふきや こうじ)、中原淳一(なかはら じゅんいち)らの作品も公開する。
企画展「開館40周年 生誕祭! 大正ロマン・昭和モダンのカリスマ絵師 高畠華宵が伝えてくれたこと」
会期:2024年7月6日(土)〜9月22日(日)
会場:弥生美術館 1・2階展示室
住所:東京都文京区弥生2-4-3
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・振)、9月16日(月・祝)は開館)
入館料:一般 1,000円、高校・大学生 900円、小・中学生 500円
※竹久夢二美術館と2館あわせて観覧可
【問い合わせ先】
弥生美術館
TEL:03-3812-0012