モスキーノ(MOSCHINO)の2024年春夏コレクションが2023年9月21日(木)に発表された。
約10年間、モスキーノのクリエイティブ・ディレクターを務めてきたジェレミー・スコットのラストシーズンとなった2023年秋冬コレクション。クリエイティブ・ディレクターのポジションが空席のまま発表される形となった今季は、モスキーノの創立40周年を祝うべく、4人のスタイリストが集結。4人それぞれがフランコ・モスキーノが手掛けた1983年から1993年までの10年間のコレクションに思いを馳せながら、40周年を祝うコレクションを作成した。
まず最初に登場したのは、フランスのスタイリスト、Carlyne Cerf de Dudzeeleが手掛けたアイテム。ブラックやホワイトといったクリーンなカラーをベースにしながら、大ぶりのビジューによってアクセントを加えた、デコラティブなピースが展開された。モスキーノのアイコニックなハート型のバッグも、ビジューが輝く煌びやかなスタイルで登場している。
続いて披露されたのは、ニューヨークを拠点に活動しているスタイリスト兼エディターのガブリエラ・カレファ=ジョンソンによる、エネルギッシュなコレクション。フリンジが揺れるタイダイ柄のセットアップや、カラフルなかぎ針編みのスカートにドット柄のジャケットを合わせたルックなど、足し算によるインパクトのあるコーディネートを披露した。
中国出身のスタイリスト・Lucia Liuは、ガーリーでドリーミーな世界観を提示。立体的なバラのモチーフを施したパステルカラーのシースルードレスや、つぼみのようにふっくらと膨らんだパフスリーブが印象的なジャケットなど甘いピースが次々と登場。ラストは、リボンやバラの装飾を施したボリューミーなドレスで締めくくった。
そして最後は、エネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げるダンサーたちが、イギリスのスタイリスト・Katie Grandが手掛けたコレクションを披露。“LOUD LUXURY=騒々しい贅沢”をキーワードに、ブラジャーを重ねたスカートやクエスチョンマークを主役にしたボディスーツなど、モノトーンカラーで構成しているとは思えないインパクトのあるアイテムを提案した。