イザベル マラン(ISABEL MARANT)の2023年秋冬コレクションを紹介。
柔らかく心地よいニットウェアに包まれたいという思いを表現した今シーズン。その言葉通り、ランウェイには多彩なニットウェアが溢れている。
たとえば、ビッグシルエットのニットトップスは、あえて肌を見せるようにざっくりと編み上げてラフなムードを演出。ホワイトのニットワンピースは、模様を立体的に表現することでシンプルながらもインパクトのあるルックスに仕上げている。
ソフトなニットとコントラストを効かせるように、ハードなレザーが差し込まれているのも印象的。肩回りを強調する丸みを帯びたシルエットのレザージャケットや、長年愛用されたような風合いのライダースジャケット、ワイドなニーハイブーツなどが展開された。
あらゆるアイテムに取り入れられたメタリックなジッパーも目を引く。レザードレスの裾に施されたジッパーは、開けることで抜け感を演出するスリットに。胸元に施されたジッパーはネックラインを露わにし、センシュアルな肌見せを叶える。
カラーパレットは、ナチュラルでミニマルな色味から、イエロー、マゼンタ、ピンク、そしてダークな色味までバリエーション豊か。ショーのラストを締めくくるブラックのウェアには、煌めく装飾を添え、輝きをプラスした。