アレクシ・マビーユ(ALEXIS MABILLE)が2014年2月26日(水)、パリファッションウィークで2014-15年秋冬コレクションを発表した。
19世紀に建てられた、ホテル・サロモン・ド・ロスチャイルドの2階で行われた今季のショー。フロア全体が会場となり、シャンデリアが輝く部屋から部屋へと紫色のカーペットでランウェイが作られた。
"Breezy"と名付けられた、今季。これまでのスウィートな雰囲気はそのままに、スポーツテイストをミックスした清々しい装いを提案。繊細なシースルーのタフタ、キラキラ輝くスワロフスキー、そしてシグニチャーのボウタイといったフェミニンな要素を、思い切ってスポーティなカジュアルウェアに用いたコレクションを披露する。
プルオーバーやフーディ、リラクシングな裾絞りパンツといったアクティブなアイテムにはシースルーを多用する。刺繍がほどこされたジョギングパンツの下には、サテン地のようなショーツをインして、ヘルシーな色気をアピール。
シャツの袖でボウタイを作り、ウェストマークした着こなしも目立つ。エレガントなクリムゾン(濃赤色)のタフタのロングスカートには、赤×青のタータンチェックのシャツに濃紺のスリーブベルトを合わせ、可憐なままにカジュアルダウン。同様のボウタイモチーフは、デコルテがシースルーのミニドレス、ゆったりとしたネイビーのロングドレスなどいたるところに登場した。
またロマンティックな着こなしをシャープに纏めているのは、メンズライクなアイテムのおかげ。エレガントな白シャツに合わせたテーラードジャケット&ワイドパンツ、思い切りフレアに仕上げたドラマティックなテーラードコートなど、あくまで“女性らしさ”を表現する一環のために取り入れられている。