パメオポーズ(PAMEO POSE)の、2023年春夏コレクションを紹介。
今季は「FAB.」をテーマに、1970年代後半から80年代初頭にかけてイギリスを中心に流行したユースカルチャーと、ニューロマンティックをテーマにした中世のムードを掛け合わせたスタイルを提示。ファビュラスかつパンキッシュな装いを提案している。
象徴的なのは、クラシックな小花模様のゴブラン生地を用いたコートやパンツ、ハットなどのアイテムだ。コルセット風トップスには、レースやリボンを配してロマンティックに。中世ではドレスの下に来ていたコルセットをあえて表に出して着用することで、アバンギャルドな佇まいを提示する。また、裾に向かってダイナミックに広がるフレアパンツは、存在感のあるシルエットでエッジを効かせた。
また、フリルとドレープを効かせたワンピースには、大振りなクリスタルガラスのハートビジューが目を引く厚底サンダルを組み合わせ、小花の刺繍を施したケープ付きのチュールドレスには、ボディピアスモチーフのネックレスやパールをチェーン状に連ねたチョーカーをスタイリング。
光沢を備えたサテンのジャンプスーツには、ギャザーを効かせて波打つようなフォルムに仕上げた袖が印象的なケープを組み合わせた。意外性のあるスタイリングや、ポップなアイテム使いが、ユニークな雰囲気やヴィヴィッドなインパクトを生み出している。
さらに、変形可能なアイテムもアイキャッチだ。淡いパープルのセットアップは、身頃を横断するように配されたボタンを外すことで、コンパクトなシルエットに変化させて楽しむことができる。ストライプのシャツドレスは、袖が大きく開く仕様が特徴的。異なる生地をパーツごとに組み合わせたアシンメトリーなデザインも相まって、遊び心あふれる佇まいを演出している。
装いを彩るジュエリーは、おもちゃの指輪や、ヴィンテージ感のあるアンモナイトモチーフのピアスなど、ノスタルジックなデザインが印象的だ。また、ヘアピースの様に長いチャームが付いたヘアピンも注目のアクセサリー。髪の毛の細い束にリボンや紐を巻いたスタイルや、チャームを装飾した髪型など、アクセントの効いたニューロマンティックファッションのヘアスタイルをインスピレーション源に、淡水パールときらめくクリスタルパーツを連ね、華やかに仕上げたヘアピンだ。