栃木の宇都宮美術館では、企画展「宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語」を、2023年2月19日(日)から4月16日(日)まで開催する。
宇都宮にあるふたつの歴史的建造物「カトリック松が峰教会聖堂」と「日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂」は、ともにこの地域特産の石材「大谷石(おおやいし)」を用いた貴重な近代建築として広く知られている。企画展「二つの教会をめぐる石の物語」では、昭和初期に竣工したこれらふたつの聖堂と礼拝堂を、建築家や同時代性といった視点から紹介する。
「カトリック松が峰教会聖堂」と「日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂」は、それぞれマックス・ヒンデルと上林敬吉により設計された。本展では、かれらと教会に光をあて、美術作品にも登場するヒンデルの教会建築、学校や病院、そして上林とその周辺の建築家の業績を紹介する。
また、同時代の近代建築との接点にも着目。大正期から昭和戦前期にかけて実現された施設のなかから、石、煉瓦、鉄筋コンクリートの使い方や、モダニズムへの志向性、そして建築家の個性などの点で注目すべき作例を取り上げる。
企画展「宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語」
会期:2023年2月19日(日)~4月16日(日)
会場:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日、3月22日(水)
観覧料:企画展「陽 咸二展 混ざりあうカタチ」またはコレクション展のチケットで観覧可
・コレクション展料金
一般 310円(250円)、高校・大学生 210円(160円)、小・中学生 100円(80円)
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の所持者および介護者(1名)は無料
※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料
※毎月第3日曜日(2月19日、3月19日、4月16日)の「家庭の日」は、高校生以下の方を含む家族で来館した場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料
※4月1日(土)の「市民の日」は、宇都宮市民は無料
■同時開催
・企画展「陽 咸二展 混ざりあうカタチ」
会期:2023年2月19日(日)~4月16日(日)
【問い合わせ先】
宇都宮美術館
TEL:028-643-0100