商業施設「京都高島屋S.C.」が2023年10月17日(火)に誕生する。
1831年に京都烏丸松原上ルで創業した高島屋。現在の四条河原町では、1946年に小規模のマーケットセンターとしてスタートし、1950年の増築時に高島屋京都店が開業した。
そんな高島屋京都店の隣接地で増床工事中の区画に、新しい機能やサービスを有する専門店ゾーン「T8(ティーエイト)」を導入することに。これによって、メインとなる高島屋京都店と「T8」からなる商業施設「京都高島屋S.C.」が誕生する。百貨店と専門店ゾーンは、全フロアで接続しているので気軽に行き来することが可能だ。
専門店ゾーン「T8」は、B1階から7階までの全8フロアで構成。4階から7階には“アート&カルチャー”をテーマに、現代アートや日本のサブカルチャー、エンターテインメントに関連するショップが出店し、その他のフロアには“であい”をテーマにした個性溢れる店舗が出店する。
7階には、東京・渋谷パルコの「ニンテンドートウキョウ」、大阪・大丸梅田店の「ニンテンドーオオサカ」に続く、国内3店舗目となる任天堂の直営オフィシャルストア「ニンテンドーキョウト」がオープン。店頭ではゲーム機本体、ソフト、周辺機器、キャラクターグッズなどを購入できるほか、イベントやゲームの体験を楽しめる。
5階と6階に登場するのは、「京都 蔦屋書店」。現代アート、写真集、建築などアートを中心とした約6万冊を展開し、貴重なヴィンテージ本や最新図録、さらにはクリエイティブワーカーに向けたワークスタイル、人文など多彩な書籍が揃う。
店内には、9か所のアートギャラリー・展示スペースを設置。新進気鋭の若手アーティストから著名なアーティストまで、幅広い作家の作品を定期的に入れ替えるため、訪れる度に新たな作品と出会うことができる。
また、京都初となる「シェアラウンジ(SHARE LOUNGE)」も併設。1人席をはじめ、複数人でのミーティングやプライベートな集まりに使用できる個室、ショッピングや仕事の合間に休憩できるカフェ・バー席など約120席を設け、居心地の良い空間に仕上げている。
4階には、計6店舗がオープン。マンガ・玩具・ゲームなどの買取&販売を行う“京都初出店”の「まんだらけ」が登場するほか、三条河原町に本店を構える自家焙煎珈琲の喫茶店「葦島珈琲」、渋谷のレコード文化を支えてきた老舗レコード店「フェイスレコード」が軒を連ねる。
「ヌーヌ キョウト」では、厳選された作家のアートピースやコラボレーションアイテムを展開。気軽にアートと出会える、せのやの新業態店舗となっている。
3階で展開されるのは、毎日の生活で触れるモノに楽しみを見いだすショップ。日本を代表する茶所・京都宇治に生まれた中村藤吉が手掛けるショップでは、人気の「生茶ゼリイ」など日本茶を使った独創的なスイーツメニューや、物販品を販売。
また、同フロアには、京都初出店のサタデーズ ニューヨークシティ(Saturdays NYC)、アパレル・シューズ・アクセサリーが揃うニューバランス(New Balance)、アメリカ・ユタ州発のアウトドアギアブランド「コトパクシ(Cotopaxi)」なども含め9店舗が展開される。