A24製作の映画『アフター・ヤン』が、2022年10月21日(金)より公開される。
映画『アフター・ヤン』は、『X エックス』や『LAMB/ラム』、『ライトハウス』、『カモン カモン』など話題作を次々に手掛けてきた気鋭のスタジオA24製作による新作映画。監督・脚本は、小津安二郎へのオマージュを込めた前作『コロンバス』が世界中で話題を映像作家コゴナダが務める。
『アフター・ヤン』で描かれるのは、AIロボットのヤンと、一緒に暮らしてきた家族の記憶と関係性の物語。近未来を舞台にを舞台に、人間と人工知能のあわいを静謐な映像と心に響く音楽とともに描き出した。
遠くない未来。AIロボットのヤンは、ある一家のもとでベビーシッターとして、養女のミカとともに慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしある日、ヤンは突然の故障で動かなくなってしまう。父親のジェイクはふさぎ込む娘のためにヤンの修理の手段を模索するが、その過程でヤンが撮り溜めた断片的な記録映像を発見する。そこには、家族に向けられたヤンの温かなまなざしと、ある秘密が残されていた……。
キャストとして、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』での怪演も記憶に新しいコリン・ファレルをはじめ、『ウィズアウト・リモース』のジョディ・ターナー=スミス、「アンブレラ・アカデミー」のジャスティン・H・ミン、子役マレア・エマ・チャンドラウィジャヤなど多彩な面々が集結。
コゴナダの前作『コロンバス』で主演を務めたヘイリー・ルー・リチャードソンが物語の鍵を握る謎めいた女性を演じる。
■主人公ジェイク…コリン・ファレル
茶葉の販売店を営む。残された記録映像を手がかりにヤンのミステリアスな過去をたどっていく。
■カイラ...ジョディ・ターナー=スミス
ジェイクの妻。
■ミカ...マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ
中国系の幼い養女。ヤンを本当の兄のように慕っていた。
■ヤン...ジャスティン・H・ミン
“テクノ”と呼ばれる人型AIロボット。ジェイクらの一家とともに暮らしていたが突然の故障で動かなくなってしまう。
切なく美しい『アフター・ヤン』の物語を彩るオリジナル・テーマ曲は、坂本龍一が担当。さらに、音楽を手掛けたAska Matsumiyaの美しいアレンジに加え、岩井俊二の映画『リリイ・シュシュのすべて』でおなじみの名曲「グライド」をMitskiが歌う新バージョンで甦らせている。
“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した未来世界。茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤンが突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。
修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性の姿が記録されていた……。
【詳細】
映画『アフター・ヤン』
公開日:2022年10月21日(金) TOHO シネマズ シャンテほか ロードショー
監督・脚本:コゴナダ
編集:コゴナダ
出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン
原作:アレクサンダー・ワインスタイン「Saying Goodbye to Yang」(短編小説集『Children of the New World』所収)
撮影監督:ベンジャミン・ローブ
美術デザイン:アレクサンドラ・シャラー
衣装デザイン:アージュン・バーシン
音楽:Aska Matsumiya
オリジナル・テーマ:坂本龍一
フィーチャリング・ソング:「グライド」Performed by Mitski, Written by 小林武史
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
2021年|アメリカ|英語|カラー|ビスタサイズ|5.1ch|96分|原題:After Yang|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫:G一般