映画『レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)』が、2023年1月27日(金)に公開される。木村拓哉、綾瀬はるかが出演。
東映70周年を記念した新作映画『レジェンド&バタフライ』は、織田信長と濃姫を主人公に、激動の戦国時代を生き抜いた“男と女”の30年の軌跡を描く物語だ。映画タイトルの“レジェンド”は戦国武将・織田信長を指し示し、“バタフライ”は、「帰蝶」という呼び名も持っていたと言われている信長の正室・濃姫を表している。
政略結婚という最悪の出会いから始まった二人は、いかにして真の夫婦となり、共に天下統一へと向かって行ったのか?『レジェンド&バタフライ』とは、信長と妻、濃姫との2人の物語。水と油のような関係の二人が、同じ時間を共有し、困難を乗り越えていく中で絆を築き上げ「天下統一」という夢に向かって奔走していく様子、そして夫婦愛のもどかしさと切なさを、圧倒的な映像美とともに描き出す。その総製作費はなんと20億円。圧巻のスケールを期待できそうだ。
織田信長と濃姫の物語を演じるのは、木村拓哉と綾瀬はるか。豪華キャストを迎え、壮大な歴史ドラマを描き出す。
■織田信長…木村拓哉
戦国時代、天下から“魔王”として恐れられた織田信長。歴史に燦然と輝くその武将としてあまりにも有名だが、一体どうしてそこまで激しく、非情に日本を制圧していくことができたのだろうか?その裏には、妻、濃姫の存在があった。
木村拓哉が織田信長を演じるのは、自身の時代劇初出演となったTVドラマ「織田信長 天下を取ったバカ」(98/TBS)以来約25年ぶり。“本能寺の変”に至るまでの信長の激動の生涯を、圧倒的存在感とともに表現する。
木村は、織田信長という人物について、「個人的に思うのは、(信長は)本当に生い立ちに然り、当時かなり時代の流れとは逆行した幼少期を過ごして、親からの偏った愛情を受けていると思う。人と人が純粋に愛し合って、結ばれる世の中ではなかったでしょうし、想像もできないようなストレスにも苛まれたり、死も隣り合わせだったと思います。風習・しきたりとか、その中で平和に見える世の中に疑問を抱いて、結果として悲しい終わり方をしているかもですけど、初めて疑問に思っていたことに対して声を高らかに、行動を持って責任を持って果たした人。傍らにいてくれた濃姫の存在のおかげで判断できたこともあると思いますし、信長しか抱くことしかできなかった愛情もあったんだろうなと思います」と語った。
■濃姫…綾瀬はるか
天下統一へと駆け上がる信長と対等に向き合い、臆さぬ物言いで時に信長を導いていく信長の妻。別名“帰蝶”。織
田信長とは違って歴史上の文献はほとんど残っていない。『レジェンド&バタフライ』では、力強く戦国の世を生きる自立した女性として描かれている。
演じるのは、映画『奥様は、取り扱い注意』や『はい、泳げません』など話題作への出演が続く綾瀬はるか。乗馬、殺陣、舞い、弓といった技術を身に着ける所から役の準備を始め、優雅ながらも奔放で力強い、濃姫の姿を見事に体現している。
■福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ)...伊藤英明
濃姫の侍従。斎藤道三に仕え、その娘の濃が織田信長に嫁いだ際、共に織田家へと入った。
■各務野(かがみの)...中谷美紀
濃姫の筆頭侍女。濃が幼い頃より姫を見守り支えてきた。
■斎藤道三...北大路欣也
美濃の戦国大名で濃姫の父親。典型的な下克上の体現者とされ、美濃のマムシという渾名でも知られている。