メゾン キツネ(Maison Kitsuné)の2022年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションが発表された。テーマは「PROPORTION AT PLAY」。
クリエイティブディレクター マーカス・クレイトンの就任後、初の秋冬シーズンとなる今季。メゾン キツネの核である「日本のストリート」と「フランスのエスプリ」を融合させるアイデアは継続しつつ、“シルエット”に基づくアプローチを取り入れて、よりモダンなクリエーションへと進化させている。
たとえば東京のストリートを思わせるダウンジャケットは、ふっくらと丸みのあるフォルムで。ボリューミーなサイズ感ながら、ショルダーからアームへとゆるやかに孤を描くようなシルエットが、洗練された印象を醸し出している。
パリっ子を彷彿とさせるボーダー柄ニットウェアは、ざっくりと羽織ることができるポンチョスタイルで提案。ウエスト付近でピッチを切り替えたリズミカルなボーダーが、身体の動きに合わせて揺れ動くフレアなシルエットをより際立たせている。
マテリアルが織りなすコントラストを利用した、エフォートレスな着こなしも印象的。エレガントかつフォーマルな素材感のプリーツスカートやスラックスには、ミリタリーなキルティングのパファージャケットをレイヤードして、カジュアルダウン。艶やかなフェイクレザートップスにはスウェットパンツを合わせて、気取らぬムードを演出した。
コレクション全体にアクセントを加えるのが、存在感あふれるコラボレーションアイテム。イーストパック(EASTPAK)とタッグを組んだカモフラージュ柄のバックパックやメッセンジャーバッグ、SOHO GRITとコラボレートしたバイカラーのクラシックブーツ、ダービーシューズなどが登場する。