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西洋美術のおすすめ展覧会情報[2022年]東京や関西などの美術館・博物館での開催スケジュール

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2022年に開催される西洋美術のおすすめ展覧会を特集。東京を中心に、関西・関東ほか全国の美術館・博物館でのスケジュール、会期などの開催情報を紹介する。各詳細からは、絵画の名品など展示されるアート作品や、観覧料などもあわせてチェックすることが可能だ。

西洋美術のおすすめ展覧会[2022年]

  1. 東京で開催される展覧会
  2. 関西で開催される展覧会
  3. 関東で開催される展覧会
  4. 東海で開催される展覧会
  5. 北陸で開催される展覧会

東京で開催される展覧会

「版画×写真 1839-1900」町田市立国際版画美術館

オノレ・ドーミエ《写真術を芸術の高みにまでひきあげるナダール》1862年 リトグラフ 国立西洋美術館
オノレ・ドーミエ《写真術を芸術の高みにまでひきあげるナダール》1862年 リトグラフ 国立西洋美術館

東京の町田市立国際版画美術館で開催される企画展「版画×写真 1839-1900」では、19世紀のヨーロッパを中心に、版画と写真の関係性を紹介。ともにイメージを写し伝えるという機能を有する版画と写真が、支えあい、競いあった関係に光をあてつつ、版画や写真、そしてカメラなどの関連資料など180点を展示する。

「版画×写真 1839-1900」
会期:2022年10月8日(土)〜12月11日(日)
会場:町田市立国際版画美術館 (東京都町田市原町田4-28-1)

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」国立西洋美術館

アンリ・マティス《⻘いポートフォリオ》1945年
油彩、カンヴァス 55.3×46.7cm
ベルリン国立ベルクグリューン美術館
© Museum Berggruen - Nationalgalerie, SMB / bpk / Jens Ziehe
アンリ・マティス《⻘いポートフォリオ》1945年
油彩、カンヴァス 55.3×46.7cm
ベルリン国立ベルクグリューン美術館
© Museum Berggruen - Nationalgalerie, SMB / bpk / Jens Ziehe

東京・上野の国立西洋美術館では、企画展「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を開催。パブロ・ピカソの生涯にわたる作品をはじめ、20世紀美術の優れたコレクションを誇るベルリン国立ベルクグリューン美術館のコレクションを中心に、ピカソ、クレー、マティス、そしてジャコメッティなどの作品を一挙に紹介する。

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」
会期:2022年10月8日(土)〜2023年1月22日(日)
会場:国立西洋美術館 (東京都台東区上野公園7-7)

「ヴァロットン─黒と白」三菱一号館美術館

フェリックス・ヴァロットン《お金(アンティミテV)》1898年 木版、紙 三菱一号館美術館
フェリックス・ヴァロットン《お金(アンティミテV)》1898年 木版、紙 三菱一号館美術館

東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催される展覧会「ヴァロットン─黒と白」では、19世紀末のパリで活躍したフェリックス・ヴァロットンによる“黒と白”の版画作品を紹介。三菱一号館美術館が世界に誇るヴァロットン版画コレクションから、希少性の高い連作「アンティミテ」「これが戦争だ!」など、約180点の作品を一挙公開する。

「ヴァロットン─黒と白」
会期:2022年10月29日(土)〜2023年1月29日(日)
会場:三菱一号館美術館 (東京都千代田区丸の内2-6-2)

「おいしいボタニカル・アート─食を彩る植物のものがたり」SOMPO美術館

ウィリアム・フッカー《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》1818年
Photo Michael Whiteway
ウィリアム・フッカー《リンゴ「デヴォンシャー・カレンデン」》1818年
Photo Michael Whiteway

東京・新宿のSOMPO美術館では、展覧会「おいしいボタニカル・アート─食を彩る植物のものがたり」を開催。世界最大級の植物園であるイギリスのキュー王立植物園の協力のもと、イギリスの食生活にまつわる植物を描いた「ボタニカル・アート(植物画)」を紹介する。

「おいしいボタニカル・アート─食を彩る植物のものがたり」
会期:2022年11月5日(土)~2023年1月15日(日)
会場:SOMPO美術館 (東京都新宿区西新宿1-26-1)

「パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂」アーティゾン美術館

エドガー・ドガ《バレエの授業》1873-76年 オルセー美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée d
エドガー・ドガ《バレエの授業》1873-76年 オルセー美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

東京のアーティゾン美術館で開催される展覧会「パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂」では、バレエやオペラの殿堂として知られるパリ・オペラ座の歴史たどるとともに、諸芸術との多彩な関係性に着目。芸術的・文化的・社会的な視点からパリ・オペラ座を紹介し、その歴史的な意味、そしてさまざまな芸術分野との繋がりを明らかにする。

「パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂」
会期:2022年11月5日(土)〜2023年2月5日(日)
会場:アーティゾン美術館 (東京都中央区京橋1-7-2)

「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」東京都現代美術館

ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ《obsada/オブサダ》2021年 映像スチル
Photo by Jakub Danilewicz
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ《obsada/オブサダ》2021年 映像スチル
Photo by Jakub Danilewicz

東京都現代美術館で開催される「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」展は、オランダの現代美術を代表するアーティストのひとりとして映像作品や映像インスタレーションを手掛けてきたウェンデリン・ファン・オルデンボルフの日本初個展。社会における支配的な言説やイメージからいかに逃れるのかという考えのもと、代表作や新作の映像作品6点を、フレームを定めることのない舞台セットのようなインスタレーションとして展開する。

「ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台」
会期:2022年11月12日(土)〜2023年2月19日(日)
会場:東京都現代美術館 (東京都江東区三好4-1-1(木場公園内))

関西で開催される展覧会

「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」大阪中之島美術館

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ(第2ステート)》
1891年 サントリーポスターコレクション、⼤阪中之島美術館寄託
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ(第2ステート)》
1891年 サントリーポスターコレクション、⼤阪中之島美術館寄託

大阪中之島美術館で開催される展覧会「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」では、19世紀末のパリで活躍したアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックとアルフォンス・ミュシャのポスターを紹介。それぞれの第1作である《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》、《ジスモンダ》をはじめ、トゥールーズ=ロートレックが手がけた全ポスター作品31点が一堂に集結する。

「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」
会期:2022年10月15日(土)~2023年1月9日(月・祝)
会場:大阪中之島美術館 (大阪府大阪市北区中之島4-3-1)

「Bon Voyage!〜ミュシャと巡る旅〜」堺 アルフォンス・ミュシャ館

アルフォンス・ミュシャ《モナコ・モンテ=カルロ》1897年
リトグラフ、紙
堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市)蔵
アルフォンス・ミュシャ《モナコ・モンテ=カルロ》1897年
リトグラフ、紙
堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市)蔵

大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館で開催される企画展「Bon Voyage!〜ミュシャと巡る旅〜」は、「ミュシャと辿る世界旅行」をテーマとした展覧会。世界各地にゆかりのあるミュシャの作品とともに画業をたどるほか、パリの宝飾店でミュシャが携わった仕事も紹介する。

「Bon Voyage!〜ミュシャと巡る旅〜」
会期:2022年12月3日(土)〜2023年4月2日(日)
会場:堺 アルフォンス・ミュシャ館 (大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館)

「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡─市民が創った珠玉のコレクション」京都国立近代美術館

ワシリー・カンディンスキー《白いストローク》1920年
油彩/カンヴァス 98.0×80.0cm
Museum Ludwig, Köln / Cologne, ML 10003. (Photo: © Rheinisches Bildarchiv Köln, rba_d056273_01)
ワシリー・カンディンスキー《白いストローク》1920年
油彩/カンヴァス 98.0×80.0cm
Museum Ludwig, Köln / Cologne, ML 10003. (Photo: © Rheinisches Bildarchiv Köln, rba_d056273_01)

京都国立近代美術館では、「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡─市民が創った珠玉のコレクション」を開催。20世紀から現代までの美術作品を収集・紹介するルートヴィヒ美術館のコレクションから、ポップ・アートやロシア・アヴァンギャルド、ピカソの優品などを紹介する。

「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡─市民が創った珠玉のコレクション」
会期:2022年10月14日(金)〜2023年1月22日(日)
会場:京都国立近代美術館 (京都府京都市左京区岡崎円勝寺町)

関東で開催される展覧会

「ピカソ 青の時代を超えて」ポーラ美術館

西洋美術のおすすめ展覧会情報[2022年]東京や関西などの美術館・博物館での開催スケジュール | 写真

箱根のポーラ美術館では、開館20周年記念展「ピカソ 青の時代を超えて」を開催。青を主調色とする作品を描いた「青の時代」をピカソの原点と捉え、その画業を再考する。会場では、国内外の作品約70点を選りすぐって紹介するとともに、最新の科学技術を用いた調査や研究を活かした展示も行う。

ポーラ美術館開館20周年記念展「ピカソ 青の時代を超えて」
会期:2022年9月17日(土)〜2023年1月15日(日) 会期中無休
会場:ポーラ美術館 (神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)

「マン・レイと女性たち」神奈川県立近代美術館 葉山

マン・レイ《リー・ミラー(ソラリゼーション)》1929年頃 ゼラチン・シルバー・プリント(後刷) 個人蔵
Courtesy Telimage, Photothèque Man Ray, Paris/ ©MAN RAY 2015 TRUST/ ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2698
マン・レイ《リー・ミラー(ソラリゼーション)》1929年頃 ゼラチン・シルバー・プリント(後刷) 個人蔵
Courtesy Telimage, Photothèque Man Ray, Paris/ ©MAN RAY 2015 TRUST/ ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2021 G2698

神奈川県立近代美術館 葉山で開催される企画展「マン・レイと女性たち」は、マン・レイが捉えた女性たちに着目し、写真や絵画、彫刻、オブジェなど約240点の作品から創作の軌跡を紹介するて卵塊。マン・レイの恋人でモデルであったキキや、ファッションデザイナーとして頭角を現したココ・シャネルなど、時代の最先端をゆく個性豊かな女性たちが、マン・レイの視点でどのように写しだされたのかを探る。

「マン・レイと女性たち」
会期:2022年10月22日(土)〜2023年1月22日(日)
会場:会場:神奈川県立近代美術館 葉山 (神奈川県三浦郡葉山町一色2208-1)

「マン・レイのオブジェ 日々是好物|いとしきものたち」DIC川村記念美術館

マン・レイ《贈り物》1921/74年 アイロン、鋲 16.5×10.0×10.0cm 個人蔵
マン・レイ《贈り物》1921/74年 アイロン、鋲 16.5×10.0×10.0cm 個人蔵
© MAN RAY 2015 TRUST / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 G2928

千葉・佐倉のDIC川村記念美術館で開催される企画展「マン・レイのオブジェ 日々是好物|いとしきものたち」は、マン・レイのオブジェ作品に着目した国内初の展覧会。《破壊されざるオブジェ》や《贈り物》などオブジェの代表作を紹介するとともに、再制作に対する独自の捉え方にも光をあてる。

「マン・レイのオブジェ 日々是好物|いとしきものたち」
会期:2022年10月8日(土)〜2023年1月15日(日)
会場:DIC川村記念美術館 (千葉県佐倉市坂戸631)

「開館50周年記念 印象派との出会い─フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション」栃木県立美術館

ピエール=オーギュスト・ルノワール《パリスの審判》1913-14年頃 ひろしま美術館
ピエール=オーギュスト・ルノワール《パリスの審判》1913-14年頃 ひろしま美術館

栃木県立美術館では、企画展「開館50周年記念 印象派との出会い─フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション」を開催。国内有数のフランス近代美術コレクションを誇るひろしま美術館の所蔵作品から、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールなどのなどの印象派を筆頭に、ポール・セザンヌといったポスト印象派、レオナール・フジタなどエコール・ド・パリの画家、そして黒田清輝など洋画家の作品を紹介する。

「開館50周年記念 印象派との出会い─フランス絵画の100年 ひろしま美術館コレクション」
会期:2022年10月22日(土)〜12月25日(日)
会場:栃木県立美術館 (栃木県宇都宮市桜4-2-7)

東海で開催される展覧会

「ゲルハルト・リヒター」豊田市美術館

《ビルケナウ》2014年[CR 937/1‐4] 油彩、キャンバス ゲルハルト・リヒター財団
ドレスデン・アルベルティヌム美術館での展示風景(2015年)
Photo: David Brandt, courtesy Gerhard Richter Archive, Dresden
©︎Gerhard Richter 2022 (07062022)
《ビルケナウ》2014年[CR 937/1‐4] 油彩、キャンバス ゲルハルト・リヒター財団
ドレスデン・アルベルティヌム美術館での展示風景(2015年)
Photo: David Brandt, courtesy Gerhard Richter Archive, Dresden
©︎Gerhard Richter 2022 (07062022)

愛知の豊田市美術館で開催される企画展「ゲルハルト・リヒター」は、現代美術の巨匠ゲルハルト・リヒターの回顧展。ショアー(ホロコースト)を題材とした大作《ビルケナウ》を筆頭に、フォト・ペインティングやオイル・オン・フォト、ガラスや鏡を用いた作品、アブストラクト・ペインティングなど、1960年代の初期作品から最新作までの作品約140点が一堂に会する。

「ゲルハルト・リヒター」
会期:2022年10月15日(土)〜2023年1月29日(日)
会場:豊田市美術館 (愛知県豊田市小坂本町8-5-1)

「パリに生きた画家たち マルケ、ユトリロ、佐伯祐三、荻須高徳が見た風景」ヤマザキマザック美術館

アルベール・マルケ《ポン・ヌフとサマリテーヌ》1935年頃 油彩・キャンヴァス 個人蔵
アルベール・マルケ《ポン・ヌフとサマリテーヌ》1935年頃 油彩・キャンヴァス 個人蔵

名古屋のヤマザキマザック美術館では、展覧会「パリに生きた画家たち マルケ、ユトリロ、佐伯祐三、荻須高徳が見た風景」を開催。パリを描き続けた4人の画家、アルベール・マルケ、モーリス・ユトリロ、佐伯祐三、そして荻須高徳を取り上げ、20世紀初頭から1970年代にかけて、4人の画家がパリやその近郊を描いた作品を紹介する。

「パリに生きた画家たち マルケ、ユトリロ、佐伯祐三、荻須高徳が見た風景」
会期:2022年10月28日(金)〜2023年2月26日(日)
会場:ヤマザキマザック美術館 (愛知県名古屋市東区葵1-19-30)

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