前シーズンの2013-14年秋冬よりスタートしたHYKE(ハイク)。2014年春夏シーズンのインスピレーションソースは「WORK」だ。
アメリカやヨーロッパのワークウェアをインスピレーションソースに、その歴史、デザインの変遷などを考察、そこから素材、パターン、付属などをそれぞれ素材として分解し、HYKE独自の感性を加えて組み立て直しデザインしている。
ブランド立ち上げより当面テーマを設けずにデザインしていく事にしているという。毎シーズン、ある影響を受けたスタイルや古着などをインスピレーションソースとして挙げ、それを再構築しながらデザインしていく。
スタンダードなアイテムをベースにしている方向性は変わらないが、今回はgreen時代を含め、あまり使わない「柄」を投入。森林の植物の写真をグラフィックにし、プリントしている。禁欲的でクリーンなスタイルに、スウェットやツールを入れるようなイメージのエプロンなどをミックス。マニッシュなジャケットや薄手で柔らかな手触りのニットなどクラシカルなアイテムに、つばの短いキャップやスニーカーなどスポーツテイストのアイテムをを合わせている。「WORK」を大切にするライフスタイルとミニマルな美しさの両方をイメージさせるコレクションだ。