ナインティナイン パーセント イズ(99%IS-) 2014年春夏コレクションが、2013年10月18日(金)に発表された。テーマは「Just as it is」。
名だたるブランドとのコラボレーションを果たしてきた、ナインティナイン パーセント イズ。スタッズにより英国の伝統に衝撃を与えた、マッキントッシュとのコラボレーションも記憶に新しい。この最も勢いに乗る新鋭ブランドが今回、単独でランウェイショーデビューを果たした。
注目のファーストルックは、裾先のレザーの切り替えが特徴的なチェスターコートをメインにした、オールブラックのコーディネート。ボンテージパンツとチェスターコートのレザーが、ブランドの源流にあるパンクカルチャーを感じさせながらも、シャープなシルエットで品の良いストリートスタイルへと仕上げる。このブラック一色のスタイルから、徐々にフューチャリスティックなシルバーが入り込んでいき、時間を追うごとにボーダーがショーを支配していった。
素材には、春夏シーズンとは思えないほどに徹底的にレザーを使用した。ライダースなどの分かりやすいアイテムはもちろんのこと、ショートパンツやシャツ、ジャンプスーツまですべてがレザー。しかしボーダー柄にすることによって、重さやハードさはかき消され、むしろ爽やかな印象すら受けてしまうから不思議だ。さらにブランド得意のスタッズをあえて封印するという、デザインに引き算の変革を。パンクやストリートといったブランドの要素を踏襲しつつ、イメージを覆した韓国発のコレクションは、東京の地に大きな爪痕を残した。