2013年10月17日(木)、ジュンヤ タシロ(JUNYA TASHIRO)が2014年春夏コレクションを発表した。今季のテーマは、レーシングの「R」。デザイナーの田代淳也は、2輪モータースポーツのプライベートチームのライダーでもあり、2013年よりモータースポーツウェア、ライディングウェアの開発にも携わってきた。今回はその開発で使用した化学繊維やモータースポーツのディティールを、日常的なファッションにどこまで融合できるかという試みだ。
前半は鮮やかな花柄とブラックを組み合わせたコーディネートが続く。華やかなイエローのシャツドレスやランジェリー風のドレスに、ネオンカラーのトレンカ風ソックスを思いきって合わせた。大胆なアシンメトリーのスカートは、動きのあるスタイルをつくる。
中盤から思い切りスポーツテイストに切り替わり、メインとなるブラックのライディングウェアが登場する。本物さながらボディースーツなど、スポーツウェアにほど近いアイテムばかり。ネオンパープルやネオングリーンなどを用いたトップスやスカートの配色もレーサー風。
最後は突然、ホワイトのガーリーなスタイルに。ブーケを片手に、コルセット風のトップスにふんわりとしたスカートを合わせた。そこにも足元にはネオンカラーを忘れない。スポーツウェアそのものの要素を、対照的なイメージにぶつけた挑戦的なコレクションとなった。