エヴァーラスティング スプラウト(everlasting sprout)の2010S/Sシーズンコレクション。「色どろぼう(COLOR THIEF)」と名付けられた今回のテーマ。ショー会場は、洗濯物が庭先いっぱいに干された一軒家をイメージした舞台。デザイナーの幼少時代の思い出を感じさせてくれる昭和の優しくて不思議な空気感を色とりどりのカラーで表現した。
大きな白い雲、青い空、庭先の緑、洗剤からインスピレーションされたケミカルな色をイメージカラーに、まとめ髪のヘアー、そしてレースを使った手ぶくろやエプロンは昭和モダンを彷彿とさせながらも、どこか軽やかで新鮮な印象を与えてくれる。ふんだんに色を使ったコレクションは、フェミニンで可愛らしい。
エヴァーラスティング スプラウトの衣服を制作する過程においてイメージの形をパターンに展開し、パターンをトワル生地で組立てた後に、 その形をニットに展開するということを行うことがあるそうだが、干してある洗濯物をトワル生地に、色どろぼうが色をのせていくことを ニットデザインに見立てたコレクションでもあるとのこと。