展覧会「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」が、大分県立美術館にて、2021年12月4日(土)から2022年1月23日(日)まで開催される。
横尾忠則は、1960年代初頭よりグラフィックデザイナー、そしてイラストレーターとして活動を開始し、日本の土着的なモチーフとポップ・アート的な感覚を融合させた独自の表現で注目を集めた。1980年代には、デザイナーから画家・芸術家へと活動の舞台を移し、斬新なテーマと表現による作品を手がけ、高い評価を得るに至っている。
展覧会「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」は、大分初となる横尾の大規模個展。《ミケランジェロと北斎の因果関係》や《愛のアラベスク》など、1980年代から現在に至るまでに手がけてきた絵画を中心に、グラフィックの代表作も加えて展示し、横尾の活動の展開とその芸術の特質を紹介する。
本展のタイトルにある「原郷」とは、横尾によれば、すべての人間の魂の故郷であり、現世での生を終えたのちに還ってゆく場所でもあり、そして宇宙でもあるという。それは、横尾が繰り返し立ち戻っては、多様なイメージや記憶の連関を見出す芸術の源泉だといえる。本展では、そういった「原郷」から生みだされた、横尾独特のイメージの世界にふれることができそうだ。
展覧会「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」
会期:2021年12月4日(土)〜2022年1月23日(日)
会場:大分県立美術館 1階 展示室A
住所:大分県大分市寿町2-1
開館時間:10:00〜19:00(金・土曜日は20:00まで)
※入場は閉館30分前まで
観覧料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は前売りおよび20名以上の有料団体料金
※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金
※障がい者手帳などの提示者とその付添者(1名)は無料
※学生は入場の際に学生証を提示
【問い合わせ先】
大分県立美術館
TEL:097-533-4500