翡翠(HISUI)の2010S/Sシーズンのコレクションテーマは「pureness」。
決して明るくない現在の世界情勢の中で白という色にチャレンジした今回は、 愛娘の刺繍の授業からインスピレーションされたピュアな気持ちを表現。
直線のみで構成されたパターンと様々な質感の白のテキスチャーは、女性の持つ柔らかなラインを引き立たせ、バランスの取れたシルエットを演出。まさにシンプルかつエレガント。ボンティング加工されたシルクやサテン、ミラー飾りは、 白のイメージに対して様々な表情を生み出し、新たな可能性を感じさせる内容となった。
コレクションの中でもひときわ目を引く衣服にアクリルミラーを合わせたスタイル。このミラーの飾りは光の象徴として使用された。会場ではモデルが歩くことでこのミラーに様々な光が反射して、方々に白い光が放たれ、その光が綺麗に空気を切り裂いていく。この様子はコレクションのミュージックとうまく融合して爽快感あるものだった。なお、このミラーを手がけたのは俵藤ひでと氏。