ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)がパリのショールームで2014年春夏コレクションを発表した。
今季は、楽観的ともいえるほどにハッピーなムードを落とし込んだスタイルを提案。不安な政治状況や暗いニュースが溢れる日常に、ペラフィネのデザインが一筋の光になれば、という思いも込められている。プレイフルでエキゾチシズムの漂うハイビスカスや、さわやかな色使いが幸せなムードを助長し、展示会場にあった日本の招き猫が描かれたニットは、まさに縁起の良いアイテムだ。
究極なまでに上質な素材とベーシックでぶれないスタイルの中で、思いもつかないような"遊び"のあるデザインを提案するペラフィネ。毎シーズンころころと様々な表情を見せてくれるおなじみのスカルは今季、デヴィッド・ボウイやマイケル・ジャクソンに変身した。マイケルのスカルには、スワロフスキーのクリスタルで象ったアイコニックなグローブが光る。
パターンでは、青を基調としたペイズリーや迷彩模様がイン。また、春夏らしくマリンボーダーのノーカラージャケットとスカートも登場した。こうした上品な印象のセットアップにもひっそりとスカルが浮かばせるのが、一筋縄ではいかないペラフィネ流だ。