マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)がニューヨークファッションウィークで、2014年春夏コレクションを発表した。今シーズンは、強烈な個性と装飾があふれるコレクションを披露。凛としたサーファーの格好よさとヴィクトリアン調のエレガトさという、2つの異なるテイストが融合した新しいボヘミアンスタイルに注目だ。
ビクトリアン調のジャケットやパンツは、ムーディなダークトーンで展開。アロハ柄のようなフラワーモチーフも、襟や袖などの西洋的な装飾がなされることで、これまでにない独自の装いに姿を変える。いくつものタッセルをあしらった、レッド、ネイビー、グリーンのプルオーバーやパーカーは、カジュアルなアイテムに、ボヘミアンな要素が見事にミックスされた。
足元はフリンジブーツやフラットなシューズが登場。デコラティブなロングドレスにもサンダルを合わせるなど、その意外性は至るところで発揮される。
ヨーロッパのゴシック様式、北インドのボヘミアン、そして南国のサーフスタイルなど、様々なファッションの要素を取り入れたコレクション。個性的な女性たちからも大きく影響を受けたという、アーティスティック・ディレクターのマーク ジェイコブスは、「僕にとって2014年春夏コレクションは自己表現そのもの。構築的なものではなく、装飾的にすることで、あらゆる時代を表現した。過去と想像の中で得た個性とスタイルが生きている」と話す。