映画『クライ・マッチョ』が、2022年1月14日(金)に公開。クリント・イーストウッドが、監督・主演・製作を務める。
輝かしいキャリアと偉業で、半世紀にわたって映画業界を牽引してきた俳優・監督・プロデューサーのクリント・イーストウッド。主演・監督した『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』ではそれぞれ米アカデミー賞最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞、『バード』『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品ではゴールデングローブ賞監督賞を獲得。『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』といった代表作も持つ。
そんなクリント・イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、最新作『クライ・マッチョ』の公開を発表。クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務め、彼にとっての“集大成”であり“新境地”ともいえる感動ドラマを作り上げた。
映画『クライ・マッチョ』は、N・リチャード・ナッシュの小説『CRY MACHO』を原作とするもの。主人公は、かつて数々の賞を獲得し、一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・マイロだ。しかし、その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。
だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ...その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた…。
人生に失敗した元ロデオスターと、親の愛を知らない少年。出会うはずのなかった二人の壮大なメキシコ横断旅に待ち受けるものとは?そして、2人が最後に見つけた“新たな生きざま”とは?
主演のクリント・イーストウッドが演じるのは、ロデオ界の元スター、マイク・マイロ。彼と少しずつ交流を深めていく不良少年・ラフォを、長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネットが演じる。2人のコンビネーションに注目だ。
マイク・マイロ(クリント・イーストウッド)
かつて一世を風靡したロデオ界の元スター。今は落ちぶれている。元雇用人から、息子のラフォを誘拐するように頼まれる。
ラフォ(エドゥアルド・ミネット)
マイクの元雇用人の息子。親の愛を知らない、生意気な不良少年。
実は、映画『クライ・マッチョ』の企画が最初に持ち上がったのは40年前。『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』で知られる映画製作者アルバート・S・ラディが原作に魅了され、イーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫してしまった。
時を経て2019年。「期は熟した」と考えたイーストウッドがラディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へ。長年の悲願を達成したラディは、「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と語っている。
脚本を執筆したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。イーストウッド自身の個性を生かしてマイクというキャラクターを練り上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。さらに、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。
誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく
アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻すという依頼を受ける。犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとともにストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか? 少年とともに、今マイクは人生の岐路に立たされる。
作品詳細
映画『クライ・マッチョ』
発売日:2022年1月14日(金)
監督・主演・製作:クリント・イーストウッド
原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」
脚本:ニック・シェンク、N・リチャード・ナッシュ
製作:アルバート・S・ラディ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー
出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカム、フェルナンダ・ウレホラ