モスキーノ(MOSCHINO)の2022年春夏コレクションが発表された。タイトルは、「LADIES WHO LUNCH」。
1990年代に公開されたフラン・ドレッシャー主演のテレビドラマ『ザ・ナニー(The Nanny)』を彷彿させる、さりげなくコケティッシュなスタイリングを提案する今シーズン。
モスキーノのクリエイティブ ディレクター ジェレミー・スコットは、ブランドの創業者であるフランコ・モスキーノが手掛けたクラシックなスーツなどを再構築し、そこにイラスト化された愛くるしい動物たちをデザインすることで、懐かしさと新しさが共存するエレガントなピースを完成させた。
たとえば、ミニ丈のタイトスカートとジャケットのセットアップには花でいっぱいのトロッコを引くキリンや花冠をかぶったプードルをプリント。Uネックの襟を広げ、妖艶なムードを演出したジャケットとスカートのセットアップには、ボールで遊ぶアザラシやリボンを付けたネコを描いた。
また、キャラクターのボタンをあしらったセットアップや動物モチーフのアクセサリーも今季を象徴するアイコニックなアイテムといえる。フェミニンなハート型のボタンをあしらったピンクのストライプ柄ワンピースは、モコモコの「メリーさんの羊(Mary Had a Little Lamb)」バッグと一緒に提案。
はっとさせるほど鮮やかなイエローのセットアップには、ウシ、スカンク、ヒツジ、ゾウなどのボタンを配した。クマのイラストが入ったミニバッグやクマ型のピアスを合わせることで、より一層ファンタジックなムードを演出しているのも印象的だ。
そんなドリーミーなコレクションの中で一際目を引くのは、動物たちのイラストを大胆にデザインしたドレス。中央にスリットが入ったドレスは、猿の赤ちゃんが首にしがみついているキリンがデコルテから飛び出しているユニークな一着。ベアトップのドレスには、ゾウのイラストをショルダーにあしらい、インパクト抜群のルックスに仕上げた。