リンシュウ(RYNSHU)の2022年春夏ウィメンズコレクションが発表された。
リンシュウは、パリコレクションデビューから30年を迎える今季より、山地正倫周と山地りえこによるウィメンズコレクションをスタート。2020年秋冬に、山地りえこが手がけた香水「1217」を発表したことがきっかけとなったウィメンズのクリエーションを、今シーズンより本格的にコレクションとして始動させる。
ウィメンズコレクションの記念すべきファーストシーズンとなる今季は、人気SF漫画「銃夢」を巨匠ジェームズ・キャメロンの製作・脚本で実写化した映画『アリータ:バトル・エンジェル』が着想源。サイボーグの少女・アリータにインスパイアを受け、強さと知性、品格を備えながら、今と未来をしなやかに美しく生き抜いていく“戦う女性像”をイメージした。
ロングコートやジャケットの肩には、尖ったディテールをあしらって。このデザインはブランドを象徴するものでもあるが、女性が持つ強い意志を表現したものでもある。ドレスの肩からウエスト、足もとへ向かってのシルエットは、繊細に時を刻む砂時計を立体的なカッティングで再現したもので、時代をしなやかに生き抜く女性像を彷彿とさせる。
ブルゾンやワンピースに流れるように這わせたエッジィなZIPも、今シーズンの特徴。ZIPを開閉することで、気分やオケージョンに合わせて、開放的なスタイリングが楽しめるようにした。Lip柄の刺繍やスパイシーなレオパード柄も、チャーミングでセンシュアルな女性像を描き出している。
素材には、シルクをメインに、サテン、オーガンザ、シフォンなど、女性が持つ知性や品格を連想させる繊細なマテリアルを使用。また、さまざまな質感を織り交ぜることによって、女性たちの多様性にあふれた生き方を示した。