「メゾン クリスチャン ディオール(MAISON CHRISTIAN DIOR)」は、ディオール(DIOR)の“フレグランス”に特化した香りのコレクション。「ジャドール」「ミス ディオール」など、長く愛される不朽の名作を数多く輩出するディオールが“最高峰のフレグランス"と謳う、メゾン クリスチャン ディオールの魅力とは?
2017年にスタートした「メゾン クリスチャン ディオール」と、他のディオール フレグランスとの大きな違いは、その最高品質の原料に希少な香料、ライフスタイルを豊かにしてくれる豊富なアイテムの種類、そして限られたブティックのみでしか手に入らない稀少性だ。
国内1号店としてオープンした東京・銀座のメゾン クリスチャン ディオール ギンザをはじめ、現在取り扱いは、国内7店舗と公式オンラインストアのみ。
また、香りに特化したストアデザインもメゾン クリスチャン ディオールの特長。ディオール フレグランスの原料を栽培するグラースの風景や、ムッシュ ディオールの邸宅の写真をインテリアとしてレイアウトしている。
ブティックには、香水の原料や香りのコンポジションについて熟知したフレグランス スペシャリストが常駐し、フレグランス選びをサポートしてくれる。
そんなメゾン クリスチャン ディオールのフレグランスを手掛けるのは、香水界最高峰の“ネ(フランス語で鼻の意味)”と呼ばれる調香師フランソワ・ドゥマシー。2006年、ディオールの専属調香師に就任以降、ディオールの香りすべてを生み出している人物だ。2020年にはフランス芸術文化勲章シュヴァリエも受勲している。
著名な調香師たちとともに、数々の名香を世に贈り出してきたディオールの歴史の中でも、フランソワ・ドゥマシーの活躍は特筆するもので、類い稀なその才能は、ドキュメンタリーフィルム『NOSE』でも紹介されている。
メゾン クリスチャン ディオールのフレグランスは、フランソワ・ドゥマシーの旅の思い出、そして空想の旅をインスピレーションにデザイン。現在20を超えるシグネチャー フレグランスが存在しており、すべて最高品質の原料と稀少な香料をもとに作られている。
中でも人気は、ディオールを象徴する花の香り。ムッシュ ディオールが深く愛した花の香りは、南仏グラースにある「ディオール ガーデン」の花々を原料に作られている。このディオール ガーデンでは、15年以上に渡り、若き生産者とパートナーシップを築き、有機栽培で香料花を栽培。地域の再生を支援しながら、最高品質の花々をディオール フレグランスに届けている。
ディオール ガーデンで栽培された最高峰のローズは、メゾン クリスチャン ディオールのアイコンフレグランスへと姿を変える。中でも芳醇なバラの香りが楽しめるのが「ラ コル ノワール」「ローズ カブキ」「ローズ ジプシー」の3種。メゾン クリスチャン ディオールの中でも、特に人気のあるフレグランスシリーズだ。
■ラ コル ノワール:
クリスチャン・ディオールが1951年に購入した「ラ コル ノワール城」に由来する、グラース ローズを使ったフローラル フレグランス。ラ コル ノワール城の庭園に咲き乱れるバラの花々に思いを馳せて、グラース ローズのスパイシーさを引き立たせた個性豊かな香りは、時間とともに、蜜のように甘美なローズも感じさせる。メゾン クリスチャン ディオールではベストセラーを誇る人気の香り。